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2010.8.13
新たな試み「フットサル場内MC」に挑む

Never too late―人生に遅すぎることはない、というセリフを残したのは

2005年、自らを「オールドルーキー」と呼び、

当時の日本人最高齢、37歳でメジャーリーグ・レッドソックスと契約した、

デニー友利投手だった。

同じ1967年生まれの彼ほどかっこよくなくても、

細々としていてもいいから、

心の中にこうした気持ちは持ち続けたいと、思ったものだ。

 

そんな例と比べるのはおこがましいが、

また新たな試みに、この年齢になって挑めるのはありがたいと思う。

 

このたび縁あって、フットサルの国内トップリーグ、Fリーグに所属する

エスポラーダ北海道の今シーズンのホーム開幕戦で、

場内MCを担当することになった。

実況でもなく、司会でもなく、場内MC。

普段さまざまなスポーツを取材していて、場内に流れるそうした声は、

正直あまり心に留めずにいたのだが、

いざ自分がやることになると、様々なイメージが頭の中を交錯し、

ワクワクするときもあり、不安に襲われるときもあり、

なんとも所在ない時間を過ごしている。

 

昨年のFリーグ新規参入以来、

何度か取材させていただいたエスポラーダ北海道。

北海道4番目の国内トップリーグ挑戦チームだが、

試合出場でサラリーを得ている選手は一人もいない。

全員が別に仕事を持ち、フットサルと両立している。

だから日々の練習は夜9時開始、終わりは11時、

なんてスケジュールが普通である。

「よくこんな生活ができるなぁ」と尊敬する

(こっちは毎回、取材後帰宅すると翌日のことを考えられる肉体的、精神的状況に持っていけず、しばし呆然としている)。

北海道の選手だけで構成し、外国人助っ人もいない。

北海道のフットサル界が育んだ選手たちだけで、身の丈にあったチーム運営で、

昨季は10チーム中4位に食い込んだ。

これは驚嘆、賞賛に値する健闘である。

 

プレースタイルは実直、かつひたむき。

「自分たちが今できる100%のことを追求する」という

わかりやすいが、しかし実践するのは非常に困難なことを

表現しようとしているのが、日々の練習でもわかる。

しかも、楽しそう。

ハードな練習の最中も笑顔が絶えず、

年齢の壁なんて関係なく

頻繁にお互いの意見を交換し、「よりよいプレー」を素直に追求している。

 

プレーする喜びに対して素直であること。

自分たちにとってかけがえのないものだからこそ、

苦痛や重圧を背負いこまず、

楽しく、かつ一生懸命にという、一貫した思い。

世の中にもまれていくうちに

すこしずつ剥ぎとられてしまうものに、気づかされる。

 

そんなチームの試合に関われるのは

自分を見つめる意味で、ありがたい。

しかも、今までにない試みである。

「スポーツを表現する喜びに対して素直でいられるか」

このテーマに挑んでみようと思う。

 

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エスポラーダ北海道 対 ペスカドーラ町田」

美香保体育館にて

8月15日(日)午後2時試合開始です。