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2012.11.16
会社魂のたましい④プライムツーワン(札幌市)

小さな子どもと目が合うと

「赤の他人だけど、自分にだけは笑い返してくれるはずだ」

という根拠のない思いを抱きつつ、

顔面の筋肉をこれ以上なく弛緩させて笑顔を向けるも、

みるみるうちに泣き顔になっていく現実を返され

敗北感に打ちひしがれる―

おじさんという生き物の、悲しい性である。

 

何度となくそんな経験をしながら

院内保育所を巡った。

病院に勤務する看護師の方などが子どもを預ける保育所。

当然、その特性に対応した運営をしている。

一刻を争う患者が出れば

約束の時間にお迎えにいくことができない。

病院関係者が出入りする施設だから、

感染症対策など、衛生管理は通常の保育所以上に気を遣う。

 

こうした院内保育所を中心に

道内外に80もの保育施設を運営している

札幌の「プライムツーワン」。

佐藤範夫社長は京都出身。

「はんなり」とした京ことばが耳にやわらかい。

「南海ホークスのファンだったんです」と

野球談議に花が咲く。

縁あってはじめた、北海道での保育ビジネス。

子どもたちを見る目、

そのお母さんたちを見る目も、言葉と同じくやわらかい。

 

東日本大震災の時には

自家用車に生活物資を詰め込めるだけ詰め込み、

被災地の保育施設にかけつけた。

「保育士さんたちとお母さんたちが

女性同士で力を合わせて困難を乗り越えようとしている姿を見て

自分のやり方は間違いないと思った」という。

420人の従業員の中に

男性は、佐藤社長だけである。

 

子どもと、女性の可能性に

あたたかい視線を送る佐藤社長。

経営者としての軸は

“特化”すること。

「保育所運営というビジネスの中で

どこに特化するか。

そのポイントを誤らず、ぶれずに特化する」

 

もう一回画面であの子の笑顔を見たら

画面に向かって笑いかけるだろう。

プライムツーワンの会社魂は

11月18日の「けいざいナビ北海道」で。