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2013.3.21
会社魂のたましい⑬ トランシス(千歳市)

2004年夏。

初めて津軽海峡を渡り

北海道に初めてもたらされた深紅の大優勝旗。

そして翌年の、57年ぶりとなる「夏」連覇。

更にその翌年の、早実との決勝引き分け再試合。

駒大苫小牧高が甲子園に刻んだ名勝負は

すでに北海道では「伝説」であり、

同時に、今もなお色あせない

鮮烈な記憶である。

その野球部で、かつて四番を張った人が

従業員160人の物流会社を牽引している。

 

親せきが運送業を営んでいたことで

「大きな車を、自分で動かす」ことが

子どものころから憧れだったという

角田辰哉社長。

その志に大きな影響を与えたのは、

若かりし日に見た、ヨーロッパの物流の風景。

合理的、かつ、大きなスケールで

国境を越えて走るトレーラーの姿に

イメージがどんどん膨らんでいく。

 

そのイメージを形にしていく上で影響を受けたのが、

高校時代の体験。

当時の駒大苫小牧野球部は、

あの伝説的な偉業を成し遂げた時代より、はるか昔。

多くの学校がそうであったように、

古い“高校野球”の姿であった。

 

「1球1球、ベンチからの指示に応えることが

何より求められた。

自分で決められない窮屈さ、

自分でプレーしている実感が持てないもどかしさが

卒業後の心に残ったことだった。

だから、自分で会社を持ったら

自分の思い描くように、やってみよう」

 

24年前、たった1台のトラックで、会社を設立。

以来、その思いを貫く。

そして判断基準は、あのときの欧州の風景。

国内の物流業界の“常識”にとらわれることは

考えなかった。

 

その、過去の常識から見れば

奔放にして斬新ともいえる判断。

それらは着実に、

会社を前に進ませていった。

 

「特別なことをしているとは思ってない。

全部、自分の中では

やるべくしてやったこと。

人から見て違うことをやったと言われれば

それは判断の基準が

他の人とは違ったということなのでしょう。

自分としては、心に思うことを

素直に行動に移しているだけだと思ってます」

 

トランシスには、硬式野球のチームがある。

全日本クラブ選手権にも出場経験があり、

プロ野球・楽天の育成選手も輩出した

道内球界では知られた存在だ。

角田社長はそのチームの総監督兼内野手。

つまり「現役」である。

 

そのチーム方針は

「改革~時代と共に進化する」

それはそのまま、会社の歩みであり、

高校時代の経験を糧に

「思うがままに動いてきた」

角田社長の歩みを表現しているのかも知れない。

 

トランシスの会社魂は

3月24日の「けいざいナビ北海道」で。