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2015.11.28
Occhan(おっちゃん) Be Ambitious!

11月の積雪としては約60年ぶりという
40センチ余りの大雪を踏みしめて向かったのは
「北海道大学医学部 学友会館」。
学友、ここに集う…
わけではない。残念ながら学友でもない。

初めて入ったその建物の中で
今月26日に開催されたのは
「北海道大学病院スポーツ医学診療センター市民講座」。
3年前に始まり、4回目の今回は
北海道日本ハムファイターズとの共催で、
「スポーツ現場から学ぶ選手へのアプローチ」
をテーマに行われた。
こうした機会でなければなかなか聞けない
現場の深みのある話に期待を膨らませ、
入場無料の気軽さも手伝い、
卒業生になったような気分で、
悠然と、肩で風を切ってキャンパスに足を踏み入れた。

講座は3部構成。
第1部は「スポーツ現場での応急処置」について
北大病院の方のワンポイントレクチャーのあと
ファイターズの石黒好光、福島芳宏トレーナーが登場し
足首をねんざしたときのアイシングを実演。
石黒&福島T②.jpg

普段取材していても、お目にかかれそうでかかれない光景だ。

第2部は、ファイターズの
中垣征一郎トレーニングコーチの講演。
中垣コーチ.jpg

ダルビッシュ投手が
「球界のスーパーエース」に進化する過程に深く関わり、
メジャー移籍1年目は専属トレーナーを務めた。
野球だけでなく、ラグビーなど、
様々なスポーツの最前線で、アスリートをサポートしてきた
まさにトレーニングのエキスパート。
そんな中垣コーチの講演タイトルは
「エリートアスリートの育成―育つのか、育てるのか」

講演資料②.jpg

印象に残ったキーワードは
「トレーニングのポイント『意志』」と『「意識」」、
「プロ野球選手の成長過程には『落とし穴』がある」
詳細は、参加した人間の特権として胸にしまっておき
今後、選手への取材や実況で、生かすことにしよう。

第3部は、
木田優夫・GM補佐による特別講演。
木田GM補佐②.jpg

講演タイトルは「プロ野球選手に必要なこと」。
日米のプロ、そして独立リーグと合わせ、
28年の長きに渡り
現役生活を送った方の話なので
説得力が尋常ではない。
しかも、テレビ出演歴も長いので
ここぞというところできっちり笑いを取る
トーク術を発揮。
「さすが」とうならせる手練を見せた。
木田GM補佐①.jpg

これまた印象に残った話をキーワードで表現すると
「プロで長くやってきた秘訣は『運』のおかげ。
ただし、勝てた、打てたではなく、
『出逢えた』『学べた』の運」、
「ボールを投げるとは、ボールを操ること。
いいボールを投げるためには、いい操り方をする」
詳しい中身は、これまた、いつかの機会に。

高校時代、憧れの大学の一つだった北大。
大学生として学ぶ縁には恵まれなかったが、
30年の歳月を経て、
ちょっとだけ、「学び」を体験できた。
ただ、講演を聞いただけなのだが、なんとなく誇らしい気分。
湿った雪を踏みしめての帰路、
「Boys、Be Ambitious!」とつぶやきそうになって、
「いやいや、Boyじゃないだろ」と自分につっこみを入れ、
「Occhan(おっちゃん) Be Ambitious!」と言い換えた。
そうそう。
今より一歩前に進むことを止めないことと、
そのために学ぶ姿勢は、
年齢に関係なく、持ち続けないと。
思いを新たにした経験だった。