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2016.1.30
2019年への、ファーストスクラム

北海道の一面の白い景色が、そうさせるのではないだろう。
緑の芝の上で繰り広げられた
男たちの熱いドラマが
一度きりの放送のスペシャルであったかのように
過去の熱情として記憶されてしまっているような空気を感じて
じりじりとした気分になってしまう。
決して、単作じゃない。
2019年までは間違いなく続く、連続ドラマでなければならない。
「ラグビーワールドカップ・2019年日本大会」のその日まで。

当時、押さえきれずカミングアウトしたので、
http://www.tv-hokkaido.co.jp/announcer/daito/2015/10/post-105.html
今回は一人の「ラグビーファン」として堂々と
1月28日に札幌で行われた
ある講演会を聴きに行ってきた。
タイトルはこちら。

講演テーマ.jpg

胸躍るタイトルである。
講師は、明治大学ラグビー部の丹羽政彦監督(羽幌高出身)と

丹羽監督①.jpg

札幌山の手高校ラグビー部の佐藤幹夫監督。

佐藤監督.jpg

丹羽監督は大学ラグビーが人気の頂点にあった
私の大学時代のスタープレーヤー。
日本代表でもエースウイングだった吉田義人と
左右のウイングを形成し、満員の国立を疾走していた。
その時の観客の一人に、同学年の私もいた。
3年前に明治の監督に就任し、
今季、対抗戦で優勝、大学選手権ベスト4。
紫紺のジャージを復活の道程へ乗せた人物。

佐藤監督は、
札幌山の手高を15年連続花園出場の名門校へ引き上げた名伯楽であり、
今回のW杯で日本代表の主将を務めた
リーチマイケル選手の恩師。
15歳の来日当時、身長178センチ、体重70キロの細身の少年に、
「ジャパンのキャプテン」への道すじを作った人物だ。

佐藤・丹羽2ショット.jpg

丹羽監督からは、
2019年の日本でのワールドカップは
どんなイベントで、どんなことが期待され、これから何をしていくべきか
そして札幌ドームが既に試合会場に選ばれていることを受け、
北海道に何が期待されているか、などの話があった。
丹羽監督プレゼン②.jpg

ジアで初めて開催される
サッカーワールドカップ、オリンピックと並ぶ「世界三大スポーツイベント」、
ラグビーワールドカップ。
世界中でのべ40億人が視聴し、40万人が開催国に訪れ、
19年大会の経済効果は4200億円と試算されているビッグイベント。
各会場の試合カードは、スタジアムの収容人員で決まるそうなのだが、
4万人以上を収容する札幌ドームは、
ティア1と呼ばれる、世界トップ10の国の試合が実施可能で、
さらに、9月の暑い時期の大会にあって
空調の効いた屋内会場であるという利点から、
日本戦や準々決勝クラスの、相当な注目度のカードも期待できるそうだ。
さらに、事前キャンプの誘致による地域活性化や、
大会期間が2か月近いとう長期開催であることから、
世界中から来日するファンの滞在型観光への期待など、
北海道にも様々な効果をもたらす大会であるという話だった。

丹羽監督プレゼン.jpg

佐藤監督が語ったのは、
去年のW杯で日本代表を観戦、応援するため滞在した
イングランドでの体験談。
佐藤監督プレゼン①.jpg

アメリカ戦試合当日でありながら宿舎に招かれ、
リーチ主将とお茶を飲んだ話には、
リラックスと緊張感のスイッチの切り替えができていた
その時の日本代表の充実した空気が伝わってきた。
同時に、リーチ主将のみならず、
エディージョーンズHC(当時)や、多くの桜の戦士たちに慕われている
佐藤監督の人柄もよく伝わってきた。

講演後、挨拶させていただきたところ、
丹羽監督から
「北海道でのラグビーの認知度を上げ、
北海道の人にラグビーの魅力を
もっと草の根的に知ってもらうためには
テレビの力は大事ですよ」
と言うお声をいただいた。
そう、我々も、ともにスクラムを組むメンバーであるべきだし、
そうありたいと心から思う。

講演の最後に会場に流された
リーチマイケル選手からのビデオメッセージが、心に染みた。
「2019年は、日本がただ強いだけではなく、
日本がラグビーで
何を伝えることができるかが大切になると思います」
リーチマイケルメッセージ.jpg

我々も、伝える側であるはずだ。
いざ、ファーストスクラムを。