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2017.1.17
続・青春時代の真ん中は

約1年前、頭の中に刻まれた
心地よいメロディーに駆り立てられるように
書いたブログ。

http://www.tv-hokkaido.co.jp/announcer/daito/2016/03/post-122.html

このときに取り上げさせてもらった
「飛ぶことに」青春を費やす
一人の女子大生ジャンパーが
今月13日、
札幌で晴れやかな表情を見せていた。

小林会見②.jpg

早稲田大学4年生、小林諭果選手。
全日本選手権やユニバーシアードなど
国内外で優勝経験を持つスキージャンプ選手。
この日、ワールドカップ女子札幌大会の予選を終えた後、
卒業後、株式会社CHINTAIに正社員として入社し、
「CHINTAIスキークラブ」所属として
競技を続行することが発表された。

小林会見①.jpg

ちなみに隣にいるマスコットは
CHINTAIのマスコット「チンタイガー」
あまり見せてくれないけど、肉球がかわいい

1年前、彼女に関するブログを書いた頃は
左ひざの手術からの復活の途上。
何より「競技を続けられる企業に就職する上で」
一番大事な大学3年生のシーズンの大半を
リハビリに費やしてしまったことに対する
焦燥感が言葉の端々ににじんでいた。
女子ジャンプという競技の現実を
垣間見た思いだった。

会見後に話を聞くと、
今回の進路決定には
2013年に既にCHINTAIスキークラブ所属となっていた
先輩ジャンパー・茂野美咲選手の存在が
大きかったという。
茂野もまた、かつては居酒屋でアルバイトをしながら
競技活動費用を捻出していた苦労人だ。
就職活動に奮闘する小林選手の姿を見た
茂野選手が、
自分が所属する企業の存在を伝える
いわば仲介役を買って出てくれたことが、
道を開くきっかけになったと話していた。

小林・茂野2ショット②.jpg

茂野美咲選手(右)。
翌日からのワールドカップ札幌大会は
開催国枠で出場し、
2試合とも予選を突破して本戦まで進んだ。
インタビューで見せる切れ味のあるしゃべりが魅力の
女子ジャンプ界「姉御」的存在

同じ、空を飛ぶ魅力を知る仲間として、
手を差し伸べる人がいたからこそ得た
競技を続ける機会。

日本に女子ジャンプが芽生えて20年あまり。
「一緒に高め合おう」と手を携えて歩んできた
これまでの時間の成果のような気がして、
心温まる思いがした。

もう歌に結びつけなくてもいいけれど、
ジャンプに傾ける「青春時代の真ん中」は、
まだ続く。
そして、それを助ける、仲間がいる。
これもまた、青春時代。