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- 2018. 3.13 放送
- 青函トンネル開業30年 新幹線時代に課題も
青函トンネルが開業し、きょうで30年です。人や物の流れを大きく変えたトンネルは北海道新幹線の札幌延伸を控え、新たな課題に直面しています。
全長54キロに達する青函トンネル。7000億円の資金と24年の時間をかけ、1988年に開業しました。青函連絡船に代わって割安な貨物列車が走り、野菜を本州へ、生活物資を北海道へと運びます。
そしておととし、北海道新幹線が開業しました。300万人を超えた乗客は半分ほどに減っていましたが、新幹線により200万人台を回復しました。新幹線が札幌まで到達してこそ、青函トンネルの効果は高まります。しかし課題は山積みです。
JR北海道は維持費として年に40億円を負担。新幹線の速度アップのための工事や貨物列車との調整はまだ検討中です。新幹線が札幌にやってくるのは2030年度末。あと13年です。