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2018. 5.22 放送

大Still0522_00000.jpg 来月22日に室蘭港のフェリー航路が10年ぶりに復活します。岩手県の宮古港とのちょうど1カ月後の航路開設に先駆け、きょう、市が改修を進めてきたターミナルビルがオープンしました。式典には地元の物流関係者などおよそ50人が出席しました。港を管理する室蘭市はおよそ8億5千万円をかけターミナルビルを改修しました。室蘭市の青山剛市長は「10年前の(最後のフェリー航路が)撤退した苦い思いを二度としないという思いのもとに、荷物の態勢についても、今一度、各方面にセールスをしていきたい」と語りました。運航する川崎近海汽船もビル内にきょう支店をオープン。旅客の予約も好調で、初日は往復ともほぼ満席です。川崎近海汽船の寅谷剛常務は「出来るだけ早い時期にこれ(就航する古いタイプの船)をリプレイスして、新造船に切り替えれるよう、何とかこの航路を軌道に乗せたい。ここは幸い観光地に直結している港ですから、非常にお客さん(旅客)にも期待しています」と話しています。室蘭と宮古をおよそ10時間で結び、1日1往復運航します。岩手県では初のフェリー定期航路で、東日本大震災の復興道路の整備に伴い、家畜や工業製品の輸送など新しい物流の動脈としての期待も高まっています。一方で「きれいに改修されたターミナルビルですが、3階はテナントが決まっておらず、しばらくは使用しません」(岡田純記者のリポート)。飲食店などの出店希望がなく、今後も市内外からテナントを募る考えです。