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- 2017.04.29 放送
- 特 集百年企業・強さのDNA 時代の荒波を乗り越えて
創業から100年以上の歴史を重ねる老舗企業。
時代の荒波を乗り越えて、長い期間にわたって生き残り成長してきた強さの秘密はどこにあるのでしょうか。
共通するのは「時代の変化に柔軟に対応する力」。
私たちの生活に身近な2つの企業を訪ね、会社の転換点を探りました。帯広の山下家具店は1914(大正3)年の創業です。刑務所で作っていた家具の仕入れ販売からスタートしました。
道内の家具産地の低迷から主力の取引先が2000年前後に相次ぎ破綻。
逆にそれを契機に全国を巡り、取引先を開拓して品ぞろえを増やしました。
1872年(明治5)年に源流を持つ札幌の日本清酒は「千歳鶴」の銘柄で知られます。
ただ1990年代後半には日本酒の消費が落ち込み、利幅の薄いビールの卸が中心に。北海道拓殖銀行(当時)から移った白髪良一さんは卸部門を売却。足元では女性の杜氏を抜擢し、ススキノに近い立地を生かした「生」の鮮度を生かせる酒造りをにらみます。