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大原美術館展

コラム【みてござる】

09.04.23
【大村打撃コーチの"悩み"】

昨季まで、チーム得点数が二年連続リーグ最下位のファイターズ打線。
ところが、目下リーグダントツトップのチーム打率.323(4/20現在)と好調だ。
その要因を今季から一軍打撃コーチに就任した大村巌コーチに聞いた。
「相手ピッチャーに対し、どういう攻め方でいくか整理できているので、
各打者が一打席目からしっかりスイング出来ている」
今は試合に臨むにあたっての準備がしっかり出来ているということらしい。

しかし、「打線は水物」とはよく言われたものである。
「これからガクンと調子が下がって打てなくなったとき、どういう言葉を用意
しておこうっていうのは今から考えている。我々コーチが“リスクマネジメント”して備えておくことが大事。僕はここ最近、不安な状態が続いていますよ」
と好調が続く打線の影で、担当コーチならではの悩みを吐露してくれた。

話の最中、あることを思い出した。
昨季、長い二軍生活から這い上がり、一軍でサヨナラホームランを放ってお立ち台に上がった小田が涙ながらに話した一言である。
「大村さんにつきっきりでやってもらったので、まず報告したいです。
いい恩返しができた。感謝しています」

選手と真剣に向き合い、それぞれに合った打撃フォームを追求しようとする野球へのあくなき情熱。
インタビューに対し、豊富な語彙力を駆使してよどみなく答える話力。
さらにマダムの視線をくぎ付けにしてやまない丹精なマスク。

選手からも、マダムからも、支持を集める道産子コーチの存在がファイターズ打線を変えようとしている。

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