- 10.10.19
- 「ファイターズ野球」を取り戻せ
16日付北海道新聞の「言わせて!」欄内に「日ハム復活へ熱きエール」と題し、読者から寄せられた「再生策」が掲載されていた。
「4位に甘んじた責任は首脳陣にある」
「これが日ハムの野球か」など辛らつなものが多く見られる中、
「来季ファイターズは北海道移転後、最大の危機を迎える気がする」との指摘があった。
同感である。
5年ぶりのBクラス転落という結果以上に深刻さを極めるのは
走塁への「意識の欠如」だ。
5月。
1点を追う展開で迎えた試合終盤。
ランナー三塁と絶好のチャンスで次打者が内野ゴロ。
本塁に突入していれば1点という場面だったが
三塁走者はスタートを躊躇。
そのまま1点差で敗れた。
試合後、ある球団関係者がこぼした。
「これまでは走者が三塁にいる場合、内野ゴロでどうスタートを切るか、
ベンチは4つのサインを出していた」
「それがここ2~3年で3つに減っている」
「北海道移転以来培ってきた“つなぎの野球”が壊れようとしている…」
その懸念は、1点の重みがより増すこととなった
シーズン終盤に露呈することになる。
Aクラス目前の9月。
緩慢な守備と走塁を犯した糸井が「懲罰交代」を受けた。
チームの士気に直結するプレーだけに
首脳陣もやむを得ぬ決断を下した。
しかし、シーズンを通してミスを見過ごし、
土壇場にきて厳しい態度に出た首脳陣の判断は
あまりにも遅きに失した。
エース・ダルビッシュやムードメーカー森本の不在も考えられる来季は
さらに厳しい戦いが待ち受ける。
抜け目のない走塁で少ないチャンスを生かす
「ファイターズ野球」の復活なしに、明るい未来はない。



