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2019. 5.30 放送
札幌の20代2人が卓球場オープン「気軽に楽しんで!」

日本人選手の活躍で、最近話題に上ることが多い卓球。競技人口が増える中、

初心者でも気軽に楽しんでもらおうと、札幌の20代の2人が卓球場を開きました。

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卓球場を開いたのは、苫小牧市出身の木村亘宏さん(24)と京極町出身の吉川睦美さん(21)です。

木村さんは道内の大学生チャンピオンにもなった実力者。卒業後は東京のIT企業に就職しましたが、

道内で卓球にかかわる仕事がしたいと、先月に卓球場を開きました。

HP用卓球場オープン木村君00000000.jpg 卓球場を開設したことについて、木村さんは「北海道全体をみると本州に比べて、卓球をする環境も人もそろっていないので、まず初めに札幌から始めようと思った」と話しています。開業資金は二百数十万円。そのうち76万円はクラウドファンディングで集め、卓球台3台と最新の卓球マシンなどを設置しました。

HP用卓球場オープン吉川さん00000000.jpg

吉川さんは現役の大学生で、卓球の全国大会に出た経験もあります。「何をするにも初めてのことばかりだった。起業に不安はありましたが、周りがやったことがないことを経験できるうれしさや楽しさがあった」と振り返っています。2人はコーチとして教室も開いています。

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野球など多くの種目は、少子化などの影響で競技人口が減っていますが、卓球は2017年までの10年間で5万人ほど増えました。札幌市の体育館では、卓球で利用した人の数がこの5年間で1・3倍となっています。

HP用卓球場オープングラフ00000000.jpg この背景には、卓球が生涯スポーツとして子どもから高齢者まで気軽に楽しめることがあるほか、オリンピックなど国際大会での日本人選手の活躍が追い風となりました。この卓球場を利用している女性は「ハードなスポーツだと年を取ってからなかなか難しいと思ったので、卓球ならできると思った」と話していました。

教室の女性ら.jpg 当面は5割の稼働率を目指し、コーチも増やす予定です。木村さんは「卓球教室だけじゃなくイベントや大会も開きながら、新しい卓球の楽しみ方をいろいろな人に伝えていきたい」と思いを新たにしていました。