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- 2018. 5.30 放送
- 釧路市 特産のフキを使った和紙「富貴紙」アピール
原料は、地元特産の「フキ」。釧路市が、とても珍しい和紙「富貴紙」の普及に力を入れています。
富貴紙は、釧路市音別町で生産されています。原料は自生しているフキのほか、食用として栽培している2軒の農家も提供しています。
フキ農家「食用以外の利用もできるすごく可能性のある植物だと考えている」
工房では、市の臨時職員3人が富貴紙を作っています。細かく切った皮を煮込んで繊維を取り出し、水とつなぎを混ぜた液体に加えてすいていくと・・・。フキの繊維が透けて見える富貴紙に生まれ変わります。和紙は、2014年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。
しかも、フキが原料の和紙は極めて珍しいものです。蝦名釧路市長「価値あるものをしっかり守り技術も高めながら、色々な分野にこの和紙が使われていくような取り組みをしていきたい」
富貴紙は、名刺の台紙やはがきとしても販売され、観光客にも人気だといいます。
佐藤紙店店長「わざわざ富貴紙をくださいと買いに京都の方がおみえになったのがびっくりしました」
来月下旬には、新たに扇子も発売される予です。