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2018. 6. 6 放送
砂川5人死傷から3年、飲酒運転根絶の取り組みは

砂川市で飲酒運転のうえ暴走した車に衝突され、一家5人が死傷した事件からきょうで3年となります。3年の間に飲酒運転を巡って変わったことと変わらないこととは?

 砂川市できょう開かれた今年で3回目となる飲酒運転根絶を願う集会。参加者の思いはただ一つです。善岡雅文砂川市長はあいさつで「2度とあのような事故を起こさせてはならない。あの事故を風化させないよう、私たちひとりひとりが飲酒運転撲滅のために行動していかなければならない」と表明しました。この事件は3年前のきょう、砂川市の国道で飲酒運転の上、猛スピードで赤信号を無視した車が歌志内の会社員永桶弘一さんの車に衝突、家族4人が死亡、1人が重傷を負ったものです。事件後、北海道は条例を制定。飲酒運転をしない、させない。飲酒運転を見たら通報する。ただ、いずれも強制力はなく、あくまで努力義務です。

大180606.jpg おととい、被害者の後輩である砂川高校の生徒らが怒りを込めて飲酒運転根絶を呼びかけました。沼口駿生徒会長は「もう2度とこういう悲惨な事故を起こさないためにも、被害者とその遺族の苦しみを分かって、それを伝えていく必要があると思う」と話しました。道警によりますと、飲酒運転による事故発生件数はここ5年でわずかに減少傾向にあります。一方、飲酒運転の検挙数は去年841件と前年並みで飲酒運転は減っていません。

 酒を提供する店にも変化が...札幌市内を中心に焼き鳥店を展開している「串鳥」。メニューの注文に使う端末には「運転代行」のボタンが...これを押せば、店が業者を手配してくれます。串鳥南二条店の石橋英樹店長は「お客さんは(運転代行を)頼みやすくなった。(店側が)すべてのお客様、100パーセント車で来ているかどうか、確認するのは厳しいのが現状」と語りました。飲酒運転根絶の実現には飲んだら乗らないというひとりひとりの自覚が必要です。