最新オンエア情報
- 2018. 9. 5 放送
- 台風21号 道内にも猛威
日本海側を北上した台風21号の影響で、
道内はきょう未明から非常に強い風と雨に見舞われました。
住宅の屋根の一部が飛ばされるなどの被害があったほか、強風によるけが人が出ました。道内ではきのうの夜から雨が降り出し、強い風が吹き荒れました。
道危機対策課によりますと、
強風で屋根がはがれるなどの住宅被害が札幌など各地で発生。函館では60代の女性が強風にあおられて転倒し、軽いけがをしました。
後志の倶知安町では、42・4メートルの最大瞬間風速を観測。
道内173地点のうち22地点で観測史上最大を記録しました。札幌市北区ではビニールハウスが住宅街まで吹き飛ばされました。
(阿部記者)
「電線や何かをすべて巻き込んでビニールハウスが飛んできたのでしょうか。
車の上に完全に覆いかぶさっています」札幌市内の自動車販売会社では、店の天井が落下しました。
(販売会社の工場長)
「天井のパネルが全部落ちた。ほとんどの車が傷だらけの状況」また、各地で電柱がなぎ倒され、一時8万7000戸が停電しました。
(大川カメラマン)
「折れた木によって電線が切断されています。
午前7時現在、付近ではまだ停電が続いているということです」停電が全面復旧するのはあすの見込みです。
交通機関も乱れ、JRは札幌発着の列車を中心に、
午後4時20分時点で特急88本を含む列車645本が運休しています。新千歳空港に向かうバス乗り場も混雑しました。
(畑中記者)
「JRの運休を受け、新千歳空港に向かうバスは長蛇の列ができています。
バス会社は臨時の増便を手配しているということですが、
最後尾で3時間待ちということです」台風は午前9時に温帯低気圧に変わり道内の天気はほぼ回復しましたが、
気象台は、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、
土砂災害などへの注意を呼びかけています。