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- 2018. 9.20 放送
- 北電、厚真火力の内部を報道公開
北海道電力は本格復旧へ向けて作業が続いている厚真町の道内最大の火力発電所、苫東厚真発電所をきょう報道陣に公開しました。「こちらが苫東厚真4号機です。現在は損傷箇所がないかどうかを確認するため、通常の1000分の1の回転数でタービンを回し、損傷箇所がないか確認しています」(阿部力記者のリポート)4号機は地震発生後にタービンの軸部分のカバーが損傷。軸の回転を滑らかにする潤滑油が外に漏れ出して引火し火災が起きました。ただボイラーや発電機を動かすタービンに目立った損傷はありませんでした。
「内部点検の必要性もあるかどうかも含めて今健全性を確認しているところ。分解するときは全部取り外して部品も、保温材も取り外してやらないと分解できない」(北海道電力の菅原岳宏課長)厚真には発電機が3基あり、1号機はきのう午前9時から35万キロワットの電力を供給しています。2号機もボイラーに問題はなく、タービンの回転数を徐々に上げ、異常がなければ10月中旬ごろの本格運転をめざします。北電はまた、発電と送電を切り離す2020年4月からの発送電分離に向け、送電事業を専門に行う子会社「北海道電力ネットワーク」を来年4月に設立すると発表しました。