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2018.10.11 放送
復興へ一歩 安平町の老舗菓子店

来年、開局30年を迎えるテレビ北海道は、道内179市町村の節目の出来事紹介する
「179(いななく)プロジェクト」を進めています。
きょう紹介するのは、先月の胆振東部地震で被災した安平町で、
地元に愛されるお菓子を作り続けているお店です。

20181011HP用179①00000000.jpg安平町の追分で来月、創業60周年を迎える下出菓子舗。
創業当時から人気の「ベコ餅」を作っているのは、
2代目の下出公司さんです。

先代の父が公司さんの高校卒業を機に、追分の駅から近い今の場所に
店を開きました。
手作りにこだわりながら、
地元産のメロンを使ったまんじゅうなどユニークな商品も考案し、
観光客からも人気だといいます。

20181011HP用179③00000000.jpg

先月6日に発生した胆振東部地震では、安平町・追分も震度6強を
観測しました。

(下出菓子舗・下出公司さん)
「揺れが終わって居間の方に来る間にもう、
瀬戸物の食器などがばらばらに...」

幸い建物に大きな損害はありませんでしたが、
停電などが続きしばらく菓子作りはできなかったといいます。

少子高齢化の影響で、町のにぎわいが薄れてきた中での今回の地震。
商店街には、1カ月がたっても再開できないお店もあります。

20181011HP用179②00000000.jpg安平町は、復旧・復興へ向け少しずつ前へと進んでいます。
来年80歳になる下出さんは、
復興を後押ししながらできる限り地元の人たちに
手作りのお菓子を届けていきたいと思っています。

(下出菓子舗・下出公司さん)
「あと何年できるか、わかりませんけど。
町内のみんなに食べてもらえればありがたい」

「ベコ餅」などのお菓子は、今月26日から苫小牧で開かれる
「東胆振物産まつり」に出品されます。