最新オンエア情報
- 2019. 2.21 放送
- 北電 ブラックアウトからの復旧訓練
北海道電力はきょう、胆振東部地震で発生した道内全域停電、いわゆるブラックアウトを想定した復旧訓練の様子を、報道関係者に公開しました。
「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」―。
訓練は、警報音とともにスタート。道内の電力需給を調整する本店内の中央給電指令所などで行われました。
去年の地震と同じ苫東厚真火力発電所の1号機と2号機が緊急停止し、ブラックアウトとなる事態を想定。発電量ゼロの段階から、一部の水力発電所を復旧させ、徐々に全域で発電を再開するまでの手順を確認しました。
ブラックアウトをめぐっては、国の検証委員会が泊原発3号機の主変圧器への送電が復旧を遅らせたと指摘しています。こうしたことから北電は復旧手順を見直し、今回はその手順に基づいて初めて訓練しました。北電は新年度、ブラックアウト対応の全社訓練を行う方針です。