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2019. 2.22 放送
厚真で震度6弱 住民「またか」

21日夜、胆振地方を震源とする非常に大きな地震が発生し、厚真町で震度6弱を観測しました。この地震により、道内で5人がけがをしたほか、交通網の乱れや断水による影響が出ています。

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きのう午後9時22分ごろ、胆振地方中東部を震源とする地震があり、厚真町で震度6弱、安平町とむかわ町で震度5強を観測しました。気象庁によりますと、震源の深さは33キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・8と推定され、道内では去年9月の胆振東部地震に次ぐ規模となります。半年の間に起きた2度の大きな地震。厚真町民の一人は「地震だなと思ったら急に大きな揺れになって、物が倒れたりコップが落ちたりした。1週間くらいは安心できないと思っている」と話していました。

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道によりますと、地震によって札幌で1人、苫小牧で3人など合わせて5人が、転倒するなどして軽いけがをしました。また、むかわ町内では住宅1棟の煙突が折れたほか、江別市内などの公共施設3施設では一部損壊の被害が出ました。厚真町では、けが人は報告されていませんが、一時111戸が断水しました。一夜明けた22日朝、住民には疲労の色が見えます。断水は一部で解消しましたが、完全復旧のめどはついていません。

札幌市内も強い揺れに見舞われました。地震から約1時間後の午後10時半ごろ、中央区のススキノの繁華街には、タクシー待ちの行列ができていました。JR札幌駅では、列車の運休で行き場を失った人たちで混み合いました。JRは、線路の点検作業のため特急列車や普通列車が線路上で停止し、朝方まで車内で過ごすことを余儀なくされた人も。新千歳空港では、地震の影響で足止めされたおよそ170人が空港ビル内で夜を明かしました。

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札幌管区気象台は、今回の地震は胆振東部地震に関連しているとし、地震活動は当面続くとして注意を呼びかけています。