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2019. 5.31 放送
札幌中心部の老舗娯楽施設が閉店

 およそ100年にわたり映画やボウリングといったレジャーを道民に提供し続けた札幌の娯楽の殿堂が
来月2日に閉店します。レジャーの多様化に加えてあの地震の影響もありました。3大.jpg 札幌の繁華街すすきのそばにあるスガイディノス札幌中央店。1918年に須貝興行がつくった芝居小屋「札幌座」が前身で、およそ100年にわたり北海道の娯楽の中心的存在でした。スガイディノスのゲームオペレーション1課の小林朋広総支配人は「僕自身も学生のころから劇場だったりとかボウリングだったりとか幅広く使わせてもらっていたので、今振り返ってみるとここで働いているのが感慨深い」と振り返ります。

 戦後の映画ブームに始まり1960年代のボウリング人気、そして1970年代後半のインベーダーゲームなど時代を彩る娯楽を提供してきました。ゲームをしにきた男性客は「古いゲームがなかなか今は、こういう所でないとやれないんですけども。もうこれも時の流れかなというのはどうしてもありますよね」と話してくれました。別の年配の男性客は「小さいころちょっと父親に連れてこられた思い出があります」と感慨深げです。余暇の楽しみ方が広がり業績が伸び悩んでいた事に加え、胆振東部地震の影響も...2大.jpg 「老朽化はしていて耐震補強の件だったりとか去年の震災などでこの建物ではお客さんの安全確保が難しい」(小林総支配人)。閉店後、市内中心部で再開する方針ですが、具体的な計画は未定です。小林総支配人は「最後しんみり終わるのではなく6月2日までは精一杯イベントを実施しているので皆さんと楽しんで笑顔で終わりたい」と話しています。