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2019. 6. 5 放送
日本郵便装った不審メール...道内にも

荷物の不在通知を装い、偽のホームページへと誘導する不審メールが出回っています。先月には日本郵便を装った不審なメールが、道内で初めて確認されました。巧妙なその手口を取材しました。
Still0605_00011.jpgきっかけは電話番号宛てに送られてくるショートメッセージサービス(SMS)です。先月、郵便物の不在通知を受信した函館市の女性が、表示されたURLから日本郵便を装う「偽サイト」に誘導され、説明に従って操作したところ不正なアプリをダウンロードさせられました。偽サイトは本物そっくりで、とっさに見分けるのは困難です。街頭では「本物との違いが分からない」、「郵便とか宅配便だったら信用して開いてしまいそう」という声が聞かれました。
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偽サイトへアクセスしてしまうと、アイフォーンの場合はIDやパスワードを盗まれ、アンドロイドの場合は不正なアプリを入れられてしまう恐れがあるといいます。
実際に函館の女性のもとには身に覚えのない電話が相次ぎ、それがきっかけで警察に相談したということです。
一方で、佐川急便やヤマト運輸など大手の宅配業者を装う同様のメールが去年から道内にも出回っていて、道警への相談件数はこの1年間ほどで665件に上っています。このうち、プリペイドカード代金を支払わされたなどの被害相談は39件で、申告のあった被害総額は約126万円です。
Still0605_00007.jpg「こういったものが来た時に安易に信用してURLをクリックしない。ちょっと面倒かもしれないですけど、送信元の企業の公式サイトを確認してもらう。実際にこういったサービスがあるのかないのか、真偽確認を自分自身でしなくてはいけない」(道警サイバーセキュリティ対策本部の石川学指導官)
道警は、不審なメールが届いた場合はすぐに警察に相談するよう呼び掛けています。