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- 2017.05.20 放送
- 特 集道内菓子店 ユニーク新作続々のワケは?
道内の老舗菓子店がユニークな菓子を相次ぎ開発しています。
ようかんを「飲んで」みたり、クッキーの糖質を抑えたり。
既存の生産設備を生かしつつ、目新しさや新たな用途を打ち出して、これまでにない顧客を開拓しようと試みています。
歴史に安住しない取り組みの現場を辿りました。
チーズケーキの「赤いサイロ」で知られる北見の清月。
地元の小豆を生かした「きたみあずき屋」というブランドでどら焼きやクッキーを展開するなか、4月に投入したのが「飲む羊羹ICHIZU」です。通常のようかんよりも小豆の量を2倍に増やし、ワインボトルに入れてねっとりとした触感を楽しみます。
少しずつ飲んでもよし、アイスクリームやトーストに乗せてもよし。
創業時の主力商品だった「薄荷羊羹」が全く新たな形に生まれ変わります。クッキー「き花」の壺屋総本店(旭川)は、低糖質クッキーを生み出しました。
地元の顧客の年齢層が高まり糖質を気にする人も増えているなか、健康に配慮したクッキーです。
自社の店舗ではなく全国の高級スーパーやドラッグストアで販売し、ブランドをあえて示さずに流通させます。
き花の生産ラインを生かしながら、一種の健康食品としてこれまでと異なる販売チャネルの開拓をめざします。札幌にあるもち店の白谷は大福が主力商品。
若い世代を取り込もうと、ミルクティー大福やモンブラン大福など、洋風で見た目もキレイなユニーク大福を次々と生み出しています。
洋菓子店のように、見た目も味もさまざまな商品を選べることからみやげの需要も増えているそうです。