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2019.01.12 放送
特 集日経・紙面連動企画 食の王国SP

Still0110_00000.jpg日本経済新聞との紙面連動企画「北海道 食の王国」。
日経新聞の紙面変更に合わせ、名称・ロゴを一新。
今回から日経電子版に動画をアップする。







Still0110_00002.jpg小樽に本社を置く「北海道ワイン」は純国産のワインとしては国内首位の生産量を誇るワインメーカー。
日本最大の447ha(作付面積は100ha)の面積を持つ自社農園「鶴沼ワイナリー」を運営する。
25万本のブドウを栽培していて、試験栽培も含めると品種はおよそ50種類に上る。
最大の特徴は北海道ならでは、という「木を寝かせる」栽培方法。雪の重さで枝が折れないよう、木を斜めに植え、雪に埋もれるように育てる。


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わずかな気候の変化が味に影響を与えるワインづくり。温暖化などによって道内がより適した土地になっているという。追い風となるのが去年から始まった「GI制度」。地理的表示のことで、ラベルや箱に「北海道」と表示できる制度だ。ワインでは「山梨」に次いで2例目で、まだ歴史の浅い道産ワインにとっては品質が保証され、知名度の向上にも期待がかかる。
EUとのEPA発効後には海外産のワインとの競争が激化することも予想され、このGI制度の活用が重要となるだろう。



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行列店も珍しくない帯広のご当地グルメ「豚丼」。客の中には観光客も多い。
テレビなどで取り上げられたことで一気に人気が広がり、帯広市内には豚丼を提供する店が150店以上。
豚丼の専門店が増える中、各店舗はそれぞれのこだわりを磨く。
「ぶた丼のとん田」は元々精肉店。その時のノウハウを生かし、質の高い豚肉を卸し、手切りで提供する。秘伝のタレは約50年磨き続けたおいしさの秘密だ。


豚丼3.jpgそんな人気の豚丼だが、新たな悩みもあるという。それが、「帯広の豚丼」が「北海道の豚丼」になりつつあり、他の地域にお店が増えていること。このままでは客が帯広まで足を延ばさなくなるのでは、という危機感を持っている。
対策としては「発祥の地である」ということ、「帯広に来たらおいしい豚丼の店がたくさんある」を市全体でアピールしていく必要がありそうだ。




なよろジンギスカン1.jpg名寄の煮込みジンギスカン。
50年以上前から親しまれてきた、すき焼き風の郷土料理だ。
しかし元々家庭料理なだけに、飲食店での提供はほとんどなかった。
そこで立ち上がったのが「第746なよろ煮込みジンギス艦隊」という有志の若者による団体だ。
ご当地ブームに乗り、この煮込みジンギスカンで名寄をPRしようと活動を始めた。
2011年頃から市内の飲食店に提供を呼びかけ、今では市内9店舗にまで広がった。

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名寄に煮込みジンギスカンが生まれたのは、羊毛の国内自給を目指した戦前の国策が理由だという。名寄でも羊が飼われ、食用としての活用も研究された。
現在名寄で羊は飼っていないため、地場の食材を使っていない活動に批判の声もあるというが、「ジンギス艦隊」の目的はあくまで町おこし。この煮込みジンギスカンを通じて歴史も知ってほしいと話す。




Still0110_00004.jpg見逃せないのが商品化による経済効果だ。帯広の豚丼は、土産品としてはもちろん、札幌のスーパーなどにも関連商品が数多く並ぶ。
名寄の煮込みジンギスカンも商品化されている。製造するニチロ畜産によると、ジンギスカン商品は年間の約7割が花見やバーベキューが盛んな春~夏に売れるという。煮込みジンギスカンは鍋料理ということもあり、冬に売れる商品としても期待がかかる。