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2018.4. 4
春風、疾風(はし)る

収録日は、3月30日でした。

プロ野球の開幕の日ということもあり、

ひときわ「春」を感じるその日。

温かく、さわやかな春風が走り抜けたような

そんな印象が収録後に残りました。

   

平昌五輪スピードスケートで

2つの金メダルを獲得した

髙木菜那選手へのインタビューを

4月4日の「ゆうがたサテライト道新ニュース」で

放送しました。

   

髙木菜那1ショット.jpg

すでに国民的な有名人となっていますが

対面して話してみると

飾らず、小気味のいい話し方そのままの

画面で見ていたのと同じイメージの方でした。

髙木インタ2ショット①.jpg

「このメンバーで取る、と決めて

ずっと同じメンバーでやってきて取った金メダルなので

団体パシュートのメダルのほうが、少し思いが強いです」

  

「1か国2人の選手が出場するマススタートは、

2人で力を合わせて戦う競技。

準決勝で同僚の佐藤綾乃が転倒して

決勝は私一人で滑ったけど、

私の中では団体競技です」

   

「妹(美帆選手)と一緒にメダルを取りたいと思ったことは

一度もなかった。

お互いが自分の目標に向かっていく中で

同じチームにいたのが妹だった。

選手としてはリスペクトしているし、刺激にもなった。

いいチームメイトだった、という存在ですね」

    

など、印象的な話を番組では紹介しましたが、

この他にも、

「結果が出なかったソチ五輪の時との差は、

ひとことで言えば『覚悟』の差。

ソチのときは、正直、五輪に出ることが目標だった。

今回は、金メダルを取るための準備、練習を

ずっとしてきて迎えた五輪。

緊張はソチのときと同じくらいしたけど、

レース前までにやってきたことの

厚みが違った」

と話すときの眼差しの強さは、とても心に残っています。

   

高木菜那メダル込み①.jpg

以前、十勝とスケート競技との結びつきについて

特番制作に携わったことがありますが、

当時インタビューさせていただいた人たちの顔を

収録前日に思い浮かべました。

   

そこに暮らす人たちが

じっくり時間をかけて育んだ成果、という

そんな「地に足のついた強さ」が

今回のスピードスケートのメダルラッシュだったような

印象を持っています。

   

彼女たちを育んだ多くの人たちの温かな思いが

疾風となって、駆けぬけている―。

そんなイメージがよみがえる

心地よいインタビューでした。

これからのご活躍を、心より祈念します。

大藤メダル指差し①.jpg

メダルに触っているように見えますが、恐れ多くて触れませんでした。

2つの金メダルが並んだのを肉眼で見たのは人生初。

それはそれは、まばゆいものでした