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2022.4. 8
春の読書に

読書といえば秋...のイメージですが

新年度も始まって

どことなく「新しい学び」への

意欲が増すこの時期も

読書の季節でしょう。

(こじつけ?)

そこで、おすすめしたい一冊を。

   

「砂まみれの名将」(新潮社)

砂まみれの名将①.jpg

2020年2月に亡くなった野村克也さん。

プロ野球史に残る名監督として知られていますが

社会人野球チームの監督も務めていたことを

知っている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。

プロでこれだけの球歴を持つ方としては、

かなり異色なことなのですが

その経緯と内幕を、

緻密な取材をもとに綴った一冊です。

   

野村さん関連の本は数多く世に出ていて

何冊かは読んでいますが

これまでにない視点とエピソードに

引き込まれました。

   

筆者の加藤弘士氏は報知新聞社の記者。

ファイターズの担当をした経験もあり

札幌ドームで取材をともにしていた時期もあります。

私好みの文体の文章と着眼点の記事で

当時からよく読んでいました。

実は、私の高校の後輩です。

あふれる愛校心が伝わる

母校の野球部に関する記事も何度か目にしました。

   

そんな後輩が

「魂」を燃やして書いたことが

ひしひしと伝わる、こん身の一冊。

稀代の野球人・野村克也に

まさに「食らいつき」

その心の機微を逃さず書き切ろうという

妥協なき執念が込められています。

  

個人的には現役時代に取材し

その投球を実況したこともある

武田勝・現ファイターズ投手コーチのくだりが

心に迫ります。

  

北海道は、いや日本球界は言わずもがな

BIGBOSS・新庄剛志監督に

日々注目が集まっていますが、

そのBIGBOSSが師と仰ぐ野村さんの

これまであまり目が向けられなかった面を

つぶさに知ることができたのは

実りがありました。

砂まみれの名将②.jpg

  

後輩の頑張り、

いい刺激になりました。