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まだ、しゃべるんですかぁ〜!?

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

じんわり沁みる、大学野球

6月5日に放送した「スポーツチェック」の取材で

先月、円山球場に行きました。

円山球場ロング.jpg

お目当ては札幌学生野球リーグ、

星槎道都大の153㌔左腕の滝田一希投手(4年)。

滝田投球.jpg

寿都高時代は無名の存在ながら

大学で急成長してドラフト上位候補になった若者は

素朴で、野球に対してとても誠実な印象を受けました。

滝田顔.jpg

  

「素材としては十分プロに行ける。

野球選手としての完成度はまだまだですけど

伸びしろはたっぷりですよ」  

とは、熱心に大学に誘った二宮至監督の言葉です。

二宮監督と2Shot.jpg

二宮至。その名は野球好きの昭和世代の方ならご存じでは。

駒大から巨人に入団し、高い守備力の外野手として活躍。

引退後働きながら教員免許を取得し

地道な指導者活動に取り組むと

1988年、星野仙一監督に請われて中日の外野守備走塁コーチに就任。

前年最下位に沈んだチームの改革、

特に課題だった外野守備の立て直しを担い

2年後のリーグ優勝へとつながる外野陣を育てました。

  

前職時代の名古屋で

その様子を見ていた私にとって

二宮さんは話したことはありませんでしたが

印象に残る存在でした。

  

その後国内のプロ、アマ、更には台湾プロ野球など

様々なカテゴリーでコーチ、監督を歴任し

2018年6月から星槎道都大の監督に。

その年の秋のリーグ戦を取材した際にお会いし

20年越しに話をさせていただく機会を得ました。

今回、約5年ぶりにお会いしたのですが

そのときのことを覚えていただいていて

大変うれしかったです。

  

大学野球を球場で取材すること自体が

そのとき以来でしたが

大学野球の空気っていいなあと、思い出しました。

  

30年とちょっと昔、

野球実況の練習のため、神宮球場に足しげく通い

東京六大学野球、東都大学野球の試合を

脂汗をかきながらしゃべってました。

己の技量の低さに苛立ちと哀しさを覚えながら

バックネット裏で打球を追い続けた時間は

今思い返すとかけがえのないものであり

応援団や観客が一体となって作り出す

大学野球というカテゴリーにしか醸し出せない空気感が

身体の奥底に沁みつきました。

  

時を経て、思い出したこの感覚。

いいもんだなあ、もっと楽しみたいなあと

改めて思いました。

きっとそれは、歳を取った証拠なのかも知れません。

その事実を素直に受け入れて

また来たい、と思いました。