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まだ、しゃべるんですかぁ〜!?

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

積み上げてきたもの 積み上げていくもの

今月7日。

1日に2度、北広島市に行きました。

まずは午前中、

新球場「エスコンフィールド北海道」の

メディア向け内覧会に行き、

一旦会社に戻って向かったのは

北広島駅に隣接する広場

「エルフィンパーク」でした。

  

2度目の目的は

ここで3月1日から11日まで開催された

北広島市ボールパーク推進期成会主催の

「まもなく開業!Fビレッジ展&トークイベント」。

この日のトークイベントのゲストに呼ばれたのです。

進行する側ではなく、トークゲストで。

エルフィンパーク.jpg

画像提供:北広島市

  

最初お話をいただいたときは

「なぜ?」の文字が頭の中を5回ぐらい駆け回りましたが

ありがたく受けさせていただきました。

トークイベント1S②.jpg

  

計9回のトークイベントは毎回ゲストが変わりましたが

私以外はファイターズの関係者や

エスコンフィールドの建設に携わった人、

球場に出店する店舗の方など、「当事者」の皆さん。

その中に混じって、

これまた「当事者」である北広島市の職員の方の進行で

質問に答えていくのは

最初はちょっと畏れ多く感じましたが

場の空気がとても素敵だったので

心地よくしゃべらせていただきました。

トークイベント3S.jpg

中央にいる方が進行役を務めた

北広島市ボールパーク推進室の

杉原史惟さん。

熱い野球熱が伝わる方です。

  

言葉にするなら、「地に足の着いた期待感」。

生活感覚がある、と言い換えてもいいでしょうか。

午前中の内覧会で

新球場のスケールの大きさを実感していただけに

この空気感はいい意味でギャップがありました。

  

きっとそれは

何もない状態から少しずつ形になっていく様子を

それぞれの暮らしの中で

本当に毎日、ちょっとずつ実感してきた

北広島市に住む人たちみんなで醸成してきた

空気感なのだろうと思いました。

  

目の前に座った北広島高校の放送部員が

トーク中ずっとメモ走らせながら熱い視線を送ってきて

妙にこちらも熱くなったり、

トークイベント全景.jpg

私の真正面にいる2人が、北広島高校放送部員。

ちなみに右端のレプリカユニホームを着た若者は

北広島高校卒業生の大学生、萩原健丸くん。

なかなか芯の通った野球好き、そしてファイターズマニアです。

  

トーク後に会場に来られなかった方が

ご家族を通じてお手紙を渡してくださったりと

温かみのある時間を過ごしました。

 

起点とするなら2018年3月26日の

新球場建設候補地決定、

さらにそこに至るまでの交渉などの時間を含めれば

7年ほどの時間を積み上げてきたことになります。

  

節目ごとに足を運ぶ、

私たちのような「点」ではなく、

連続する生活の中の「線」である

北広島の方々にとっては

とても多くのものを積み上げてきた

時間だったと想像します。

 

    

そして今月30日の開業からは

「世界がまだ見ぬボールパークのある街」として

新たな時間を積み上げていくことになります。

 

その時間の恵みを最も享受するのは

間違いなく北広島の皆さんではありますが

願わくはその「ひとかけらづつ」でも

共有できれば幸せだなあと思いながら

北広島駅を後にしました。

その駅の改札付近の黒板には...

駅前黒板.jpg

こういう日常感が浸みるんです。

   

そして、大事なお知らせ。

記念すべきエスコンフィールド北海道初の公式戦、

3月30日のファイターズ対イーグルスの今季開幕戦は

テレビ東京系列で中継します。

とびっきりの輝きを放つ

新しく積み上げる時間の最初のひとかけら

どうか胸に焼き付けてください。