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コラム【OVER THE PITCH】

21.02.05
『ヨモロヴィッチ札幌』で開幕戦に勝利を!

4年目のシーズンを率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督が
帰国先のオーストリアで新年早々に転倒し左大腿骨を骨折。
「5週間は自重(体重)をかけてはいけない」との診断を受けた。
1月末に再度検診し、術後の経過は良好なものの
現時点での再来日の日程は未定だ。
オーストリアの自宅で療養を続けながら、
日本から送られてくるトレーニング映像をチェック。
「今すぐにでも日本に行けるぞ」と監督本人は言っているそうだが
ドクターストップがもうしばらく続きそうで、
開幕戦に間に合うかどうかは微妙。
はやる気持ちを抑え、ミシャさん、さぞかしもどかしいだろう。

ミシャさん不在の沖縄キャンプを取材した。

トレーニングをまとめるのは前監督、四方田コーチ。
野々村社長は
「ミシャのやり方はこの3年間で浸透した。
不在期間はそれに囚われすぎずに違う事にもトライして欲しい」と。
ミシャさんが指導できないデメリットをメリットに変えて
プラスアルファを期待する。

四方田➕ペトロヴィッチ『ヨモロヴィッチ札幌』の新スタイルが生まれるか。

1か月に渡る沖縄キャンプの折り返しを迎えたオフ明け。
トレーニング前に四方田コーチの声が響いた。
「ここからギアを上げてコンディションを上げていこう。
監督が戻るまで出来るだけいい状態で迎え入れて
シーズンを乗り切れるように、目標をつかめるように頑張りましょう」

大塚フィジコのメニューで身体に負荷をかけるのは例年通り。
素走りではなくボールを使って心肺機能を高める。
そして四方田さんに代わって沖田優コーチが工夫を凝らした新メニュー。
午後からはミシャさんに代わって四方田さんのトレーニング。
「いろんなメニューがあった方が選手も楽しいでしょ。」と
四方田さんがゲーム形式中心に攻撃のバリエーションを落とし込む。

夕暮れのピッチにミシャさんの大きな声が聞こえないのはちょっと寂しい...。


堅い守りがベースと思われる四方田さんだが、
キャンプで守備に特化したメニューはない。
「これが今の札幌のスタイル」とミシャさん流を貫く。
「攻撃のメニューはある意味守備のトレーニングだからね」。
圧倒的な攻撃力で昨シーズンのJ1を制したフロンターレの強さは
「鬼木監督になって守備の意識が高くなったから」と、
攻めにつながる守りの重要性を説く。

今シーズンの補強は、若手の伸びしろのある選手が中心。
スーパーではないかもしれないが、
「即戦力」でありながら「成長も期待できる」才能が揃った。

「今シーズンもチームで戦う」と四方田さん。
選手、スタッフ、そして
ベンチにはいないかもしれないミシャさんと
ひとつになって2月27日の開幕戦に臨む。


きっと、ミシャさんの「ブラボー!」が札幌ドームに届くはずだ。