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最新オンエア情報

2017.11.16
拓銀破綻20年~道内金融界の「今」と「これから」

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18日の特集は「拓銀破綻20年」。
北海道経済に大激震をもたらした北海道拓殖銀行の経営破綻から20年が経ちました。翻弄された企業の「いま」や、激しさを増す道内金融界の今後を展望します。家具販売で国内最大手に成長したニトリホールディングスも拓銀破綻でピンチに陥った会社の一つ。似鳥会長は、当時の混乱を振り返ると同時に「拓銀破たんが会社を筋肉質に変えてくれた」と話します。




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道内の民間金融機関の預金残高は増加傾向にありますが、貸出金はやや伸び悩んでいます。
そんな中、金融機関が力を入れる分野のひとつが創業・ベンチャー支援です。北海道銀行は7月、上場予備軍の発掘を狙い、地銀で初めて東京証券取引所と提携しました。昨年度、道内全域で約1000件の創業融資を実行した政府系金融機関もあります。



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一方、地域密着が特長の信金が念頭に置くのは、「地域活性化」につながる支援や融資です。かつては、都銀・地銀・信金信組と業態別に「すみ分け」ていましたが、「近年はメガバンクや地銀も我々と同じ土俵で相撲を取るようになった」と語る信金も。融資先を求める金融機関の競争はますます激しくなっています。18日の特集は「拓銀破綻20年」、道内金融界のいまとこれからを展望します。

 
2017.11. 9
熟成肉・オーガニックパン・・・高めろ「食」の付加価値

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11日の特集は、生産者と飲食店・食品加工会社が組んで「食」の付加価値を高める取り組みです。イタリアンの「テルツィーナ」と北石狩農協が進めるのは「北海道イタリアン菓子」。オーナーシェフの堀川さんは、北石狩産の野菜を食べたとき「味が濃い。これはいける」と感じたそうです。お土産などを含めて幅広い販売を目指す新作スイーツ、年内の発売を予定しています。



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飲食店などを運営するフードクリエイトジャパン(岩見沢)が製造するドライエイジングビーフ(乾燥熟成肉)。一定期間かけて熟成させ、旨味を凝縮させた肉です。専門機関の分析でも、1か月ほど熟成させた肉は旨味成分のグルタミン酸が2倍に増えると立証されています。この加工技術を使えば、安価で取引されている「あの牛」の肉の付加価値を高められるのでは?生産者もうれしい取り組みが始まりしました。 



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シロクマ海食品(札幌)とファーム田中屋(新篠津)が組んで製造しているのが、オーガニックパン。道内では唯一「有機JAS認証」受けているパンです。食の安全を追求して、道内産小麦にこだわってきたシロクマ北海食品、「食べ物で健康になる」ことを目指して、難しい有機栽培に取り組んできたファーム田中屋。首都圏ではオーガニック食品への関心が高まっているといい、ホテルや飲食店、スーパーなどからの引き合いが増えています。

 
2017.11. 2
人気シリーズが1年ぶりに復活~マチのけいざい北広島



Still1101_00025.jpg4日(土)の特集は「マチのけいざい㉑」。番組調査隊が地域経済に迫る人気企画が1年ぶりの復活です。今回の舞台は北広島市。
「北広島を代表する企業」「マチの自慢」「ファイターズ誘致への本音」など400人の市民アンケートと独自取材で、様々な角度から北広島のけいざいを徹底解剖します。




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北広島市には6カ所の工業団地があり、約300社の企業を誘致。地元の雇用拡大に貢献してきました。トンネル建設に伴う電気工事を手掛ける北英電工は、分譲中の輪厚工業団地への移転を決めました。
背景には新幹線延伸による事業拡大と人材不足への対策があります。






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アウトレットモールのような集客施設はあっても、目立った観光スポットがないのが北広島の弱み。
そんな中、ハム製造のエーデルワイスファームは田園にある直売所の観光スポット化に着手。観光客が様々な農業体験できるような場所にすることを目指し、今年、農業生産法人も設立しました。




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北広島といえば、ファイターズ新球場の誘致。"ライバル"の札幌市では、真駒内を新たな候補地とするなど動きが活発に。誘致活動の手応えや勝算を、磯田キャスターが上野市長に直撃します。





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また、北広島が発祥といわれる道内の稲作。道産米の元祖と言われる赤毛米から地酒を生み出す地域の取り組みも紹介します。







 
2017.10.26
JR北海道鉄路半減の未来④ 路線見直し表明から1年 島田社長を直撃

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JR北海道が路線の見直しを発表してから間もなく1年。28日(土)の特集は、シリーズでお伝えしている「JR北海道・鉄路半減の未来」の
4回目です。JR北海道の島田社長をスタジオに招き、さまざまな疑問を
磯田キャスターが直撃。交通計画に詳しい北海道大学の高野教授にも、
専門家の立場からご意見をうかがいました。




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JR北海道の島田社長をスタジオに招き、トークを中心に構成。
主な質問は・・・・
・民営化から30年、なぜいま見直しなのか?
 
・これまで赤字問題にメスを入れなかったわけは?
 
・稼ぐ努力は十分?無駄な投資はなかったか?
 
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・地域での議論がなかなか進んでいない。どう受け止めている? 

・いつまで議論を続けるのか、期限は?

・駅の廃止や値上げ、利用促進で路線は維持できるのか?

・上下分離方式は、赤字の分担に過ぎないのでは?



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また、JRの路線で全国初の上下分離となった福島県の只見線も取材。
只見線は東日本大震災と同じ年の7月、大雨による水害で多くの橋が
流されました。JR東日本は復旧に約100億円かかるとしてバス転換
を打ち出しましたが、地元は鉄道での復旧を強く要望。地元が線路や橋
を保有するのに加え、運行経費の4分の3を負担することで、今年6月、
鉄道復旧に合意しました。



 
2017.10.19
カボチャの経済学

Still1018_00015.jpg今月31日は「ハロウィーン」いうことで、21日(土)放送の特集は、このイベントに欠かせない「カボチャ」に注目。北海道はカボチャの
生産量全国一、そして消費も盛んです。産地や消費の現状や関連産業、
食育など様々な角度から「カボチャの経済学」に迫ります。






Still1018_00024.jpgハロウィーンで使われる観賞用カボチャは、市場では「花」として
扱われます。ハロウィーン商戦を控えた9月下旬、花の取扱量日本一
の太田市場(東京)では、観賞用カボチャを集中取引する「かぼちゃ大市」が開かれました。栽培歴20年の深川市の生産者も参加、自慢のカボチャで競りに臨みました。果たして結果は!? 




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ハロウィーン商戦の高まりで、観賞用カボチャの需要が伸びています。
生産量全国一の北海道ですが、最近は福島や千葉などでも作付けが進み、
産地間競争も激しさを増してきています。観賞用カボチャの消費を後押ししようと、道内ではふるさと納税の返礼品に採用する自治体も増えています。





Still1018_00029.jpg食用カボチャ生産量日本一の和寒町では、「実」ではなく「種」を食べるカボチャ「ストライプペポ」の栽培が広がっています。4年前に地元農家が立ち上げた「和寒シーズ」は、お菓子のトッピングなどの業務用に加え、小売り向け商品も販売し売り上げを伸ばしています。今後は果肉の活用にも取り組む考えです。





 
2017.10.12
第1回ノーマップス開催中~札幌が「実証実験」の先進地に

Still1011_00028.jpg14日(土)放送の特集は、札幌で開催中の「NoMaps(ノーマップス)」です。IT・音楽・映画の祭典で、去年のプレ開催を経て
今年がいよいよ第1回。番組では、数々の最新技術が公開されたIT分野に
注目しました。ゲストは、ノーマップス実行委の伊藤博之委員長(クリプトン・フューチャー・メディア社長)と小島紳次郎副委員長(ウエス社長)。



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NoMapsで公開された最新技術のひとつが、AIを活用した「ゆずりあう車」。北大とKDDI総合研究所が共同開発しました。複数の車が関わる「合流」や「追い越し」といった、自動運転の大きな課題の解決に結びつく可能性のある研究です。



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世界最大のシェアサイクル「モバイク」の国内初の試験運用が札幌で
行われています。創業から3年弱で世界5か国・150都市で利用される急速な成長を遂げたモバイク。国内初の試験運用が札幌で行われることになった背景には、NoMaps実行委員会の強い働きかけがありました。
狙いは「札幌を実証実験の先進地に」。


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札幌市が産学官連携で立ち上げた「札幌AIラボ」。AI関連技術を活用した新ビジネスの創出や企業の集積を目指します。スタートしたプロジェクトのひとつ「AI一茶くん」の開発の現場を取材。その実力のほどは?
ちなみに「AI一茶くん」は14日、チカホ北3条交差点広場でお披露目されます。

 
2017.10. 7
台風1年~再起に臨む生産者を商品開発で応援

Still1004_00022.jpg7日(土)放送の特集は「台風1年~再起に臨む生産者を商品開発で
応援」。
JA十勝清水町が3年前から販売するブランド野菜「とれたんと」。
名前の由来は、とれたての野菜をたんと(たくさん)届けたいとの思いから。もりもと(千歳市)では、ベテラン職人たちが収穫されたばかりの「とれたんと」で商品開発にチャレンジします。そして「とれたんと」を育む土には、ある秘密が...。

Still1004_00025.jpg「とれたんと」の特長は、それを育む「土」。
化学肥料に頼らない健康な土づくりを目指し、町内の牛・鶏のふんによる完熟堆肥「しみず有機」を使っているのです。耕農連携による循環型農業です。
しみず有機を使い始めたおととしはまだ戸数が少なく、2年目の去年は台風被害に。順調に収穫が進んだ3年目の今年が「とれたんと」の本格スタートです。

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町内の牛と鶏のふんから作る完熟堆肥「しみず有機」は、清水町と農協、帯広畜産大学が共同開発しました。
中心的な役割を担った谷教授は、
「よりおいしく栄養価も高い作物が作れる可能性がある」と話します。
さらに、台風で根こそぎ流された畑の土の回復にも効果が期待できるとも。そのわけは。

 
2017. 9.30
欧州・アジア最短で結ぶ~北極海航路で物流変革どう生かす? 

Still0927_00016.jpg30日(土)放送の特集は「北極海航路」です。
北極海は温暖化の影響で氷が解け、年間5か月ほど貨物船が
運航できるようになりました。
アジアと欧州を最短で結ぶルートで、物流を大きく変えるものとして
世界が注目しています。
北海道は北極海航路の「アジアの玄関口」で、その地理的な優位性を
地域経済に生かそうとする取り組みが始まっています。

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道内企業も北極海航路に注目しています。日欧経済連携協定(EPA)とのセットで消費者にも大きなメリットが生まれるとみるセコマ。
"Hokkaido Ramen"人気の波に乗り、麺の海外輸出で活用を検討するのは西山製麺。
北極海航路が開く新たな商機とは?


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北極海航路の「中継港」にいち早く名乗り上げたのは苫小牧市。
今月、中国最大の海運会社の貨物船が苫小牧に寄港し、
ノルウェーから北極海航路を通って来た「国内初の荷物」を
陸揚げしました。中継港として一つ実績を作った苫小牧市ですが、
課題も山積しています。
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期待を寄せるのは企業だけではありません。
あの流氷のマチに北極海航路の学校を生む計画が!
流氷砕氷船ガリンコ号が運航する紋別市では、流氷が押し寄せる環境を
生かし、北極海航路を走る船の操縦士を育てようという構想があります。

 
2017. 9.23
奏でよう僕たちの未来~子ども楽団でマチづくり

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23日(土)放送の特集は
「奏でよう僕たちの未来~子ども楽団で町づくり」。
子どもの楽団を町づくりの一つの核としている
自治体の取り組みを紹介します。
倶知安町を拠点に活動する小中学生のジャズバンド。
結成のきっかけは、町のオヤジの飲み屋での会話から。
ステージが集中する夏、奔走するオヤジと子どもたちに密着しました。




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ことし、結成5年目を迎えたマウントようていジュニアジャズスクール。
年間運営費およそ350万円のうち、
3分の1を町内の企業・個人からの協賛金で賄います。
スクールの活動への理解が広がり、
スポンサーは結成当初の2倍に増えました。
お金だけではなく、中古の楽器や機材を提供してくれる人も。



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「えべつ楽友協会」は、
20年前、クラシック音楽の愛好家たちが設立した鑑賞団体。
国内外の一流アーティストを招いた公演を成功させてきました。
しかし、設立10年ころから集客に苦戦するようになり、
解散の危機に。そこで再建を託されたのが企業の役員を務め、
定年目前だった石川さん。
収入アップとコストダウンに打った手とは。



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江別市には、
小中学生で作る「江別ジュニアオーケストラ」があります。
えべつ楽友協会は、このオーケストラの支援にも本腰を入れます。
音楽を通じて子供たちを育むという理念とともに、
将来音楽ホールに足を運ぶ「聴衆」を育てる狙いもあります。



 
2017. 9.16
働き方革命・テレワークの今

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16日(土)の特集は、ITを使い時間や場所にとらわれずに仕事ができる「テレワーク」です。
子育てや介護との両立ができる、通勤や移動時間を仕事にあてられるといったメリットの一方、課題もあります。
去年11月にテレワークを導入した札幌の会社のテレワーカーを
磯田キャスターが取材、良い点・不便な点などを聞きました。



Still0913_00012.jpgテレワークを地域活性化につなげる取り組みが進む北見市。
過去2年間で延べ400人を超えるテレワーカーが北見に滞在、
東京のIT3社が市内にサテライトオフィスを開設しました。
IT企業が北見に熱い視線を送る理由の一つが、北見工業大学があること。人材不足に悩むIT企業にとって、
北見はいわば「人材の宝庫」というわけです。
一方、北見市も企業に対して、異例の"注文"を付けています。
商店街の空き店舗に新しく開設したテレワーク拠点では、
大学生と商店街が連携したプロジェクトも始まる計画です。



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北見市と連携して、テレワーカーの誘致を進める斜里町。
去年行ったモニターツアーでは、
延べ50団体96人が100日以上町内に滞在しました。
先日は東京の大企業8社が参加する「働き方改革リーダー会議」を開催、
自然豊かな環境の中で行うテレワークの良さを体験してもらう狙いです。
地方のマチがテレワーカーを呼び込むヒントが、斜里町にありました。



 
2017. 9. 9
「北の台所」に変革の波 活性化の道は

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9月9日(土)の特集は、私たちの生活に欠かせない生鮮食品を扱う
「卸売市場」がテーマ。
大型店の増加でマチの八百屋さん・魚屋さんが減った影響で、
競りの参加者は昔に比べて大幅に減少。
卸・仲卸の商売も厳しくなっています。
パック詰めなど加工部門や物流の強化、海外への輸出拡大などで
生き残りを図る取り組みを、道内各地で取材しました。



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道内最大の札幌市中央卸売市場も、取扱量の減少に直面しています。
その理由には、道央圏の人口減少のほか、
ネット通販や「道の駅」との競合があります。
こうした変化に対応するため、規模を拡大し経営力を高めようと、
青果卸2社は来年経営統合すると発表しています。





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深川市では、公設卸売市場が去年限りで廃止になり、
卸会社は国道沿いの「道の駅」の隣に引っ越しました。
市場から飛び出したことで業務用の卸売りだけでなく、
小売りもできるようになり、移動販売にも取り組んでいます。
ライバルの「道の駅」のビジネスモデルにもならい、
生き残りを図ります。



 
2017. 9. 2
通年型リゾートへ ニセコエリアの課題

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9月2日の特集は「通年型リゾートへ ニセコエリアの課題」です。

この夏、ニセコエリアでは道内初開催となる食のイベントや

大型のスポーツ大会が相次ぎました。
冬だけではなく、

夏もますますにぎわうニセコエリアですが、

人手不足も深刻化しています。
現状と課題を取材しました。


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夏場の人手不足が深刻なニセコエリア。

外資系企業などが、給与やアルバイトの時給を引き上げていて、

地元企業は苦戦。

そして、人手確保の大きな障害になっているのが

「住む家が確保できない!」ということ。

集合住宅も建設されていますが、

家賃は札幌の地下鉄沿線並みに高騰しているといいます。


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大勢の観光客で潤っているかと思いきや、

実はニセコエリアは「観光で稼げていない」というデータもあります。

その理由は? 

そして、そうした状況を踏まえて、

自治体が次に取り組むべきこととは。


 
2017. 8.26
<JR北海道・鉄路半減の未来>#3鉄道の支え手とは

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26日(土)の特集は、
年間シリーズ「JR北海道・鉄路半減の未来」の3回目。
今回のテーマは「鉄道の支え手」です。
JR北海道は「単独では維持できない」と表明していますが、
では誰とどういう形なら鉄路を維持できるのでしょうか?
他県の事例のほか、国鉄⇒3セク転換から廃止となった
「ふるさと銀河線」についても取り上げます。



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旧国鉄・池北線。140キロに及ぶ赤字路線は、30年前の民営化の際、
廃止の危機を迎えます。道も加わっておよそ80億円の基金を積み、
3セクの「ふるさと銀河線」として再出発。
しかし利用者の減少などで赤字が膨らみ、2006年に廃止されました。
存続運動に関わった中川さん(元留辺蘂町収入役)は、今後、
鉄路残していくためには、国からすぐに資金が得られるとは考えず、
ふるさと納税を生かす仕組みなどを提言しています。


Still0823_00022.jpg若桜鉄道(鳥取県)は、国鉄から3セクに変わった後、全国でもいち早く2009年に「上下分離」に取り組みました。自治体が【下】土地や線路などの設備を持ち、鉄道会社が【上】列車を走らせる仕組みです。
国は上下分離にすれば、全国の赤字地方鉄道の8割が黒字に転換できると試算、鉄道を補助する仕組みも導入しました。若桜鉄道は20キロに満たない路線で観光にも力を入れ、社員17人で維持。3セク会社の経営はいったんは持ち直しましたが、人口減少という厳しい流れは変わりません。
関係する2町は線路や土地などに加え、去年から鉄道まで保有して支援。
今後、10年間はなんとか維持する覚悟です。


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100キロを超える長距離で上下分離に至った三陸鉄道(岩手県)も取材。
鉄路に対する地元愛が強く、
8つに及ぶ関係自治体を岩手県が主導して支援を続けています。
さらに震災で被災したJR東日本の路線の一部も引き受けて復旧します。JR東日本が協力金として30億円を拠出。
6年目から自治体もカネを出せば、基金は20年間は持つと見込みます。
しかし、その先は・・・?


 
2017. 8.19
創業100年北洋銀行 トップに聞く「次の布石」

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8月19日(土)放送の特集は
「創業100年北洋銀行~トップに聞く『次の布石』」。
磯田キャスターが石井純二頭取に、
北海道経済と北洋銀行の「いま」と「未来」について
たっぷりとお話を聞きました。




Still0816_00003.jpg歴史を振り返ると、北洋銀行は、1917年、
小樽市で地元の経済人が設立した「北海道無尽」が始まりです。
1951年「北洋相互銀行」に、
1989年に普通銀行に転換し「北洋銀行」が誕生。
そして世界的な金融危機に見舞われた1997年、大きな転機を迎えました。
経営破綻した北海道拓殖銀行の道内の営業を譲り受けたのです。
当時は「小が大を飲み込んだ」といわれた営業譲渡。
道内3位から一気に北海道最大の金融機関になりました。


Still0816_00020.jpg北洋銀行が力を入れる取り組みの一つが、製造業の支援です。
「これから花咲くような技術を持った企業をどう応援していけるか
考えていた」という石井頭取の肝いりでスタートしたのが、
別名「石井ファンド」と呼ばれる「イノベーションファンド」。
出資先には、ユニークな技術を持つ企業が多いのが特長です。
その一つ、札幌のシステム開発「エコモット」は、
6月に札証アンビシャスに上場しています。



 
2017. 8.12
ニッチ市場のトップ企業

Still0809_00002.jpg「ある需要」に特化した市場でトップに立つ企業は
どんな強みや戦略を持っているのでしょうか。
イチムラ(札幌)は、学校向けの机・椅子製作で道内シェア7割。
道内では唯一、木と鉄の両方を加工できる自社工場を持つ強みを生かした製品づくりで、老健施設や商業施設などへも販路を拡げています。
次の一手は、デザイン家具の製作です。
学校向けの製品づくりをベースにしながら、
今後はこうした新分野にも積極的に挑戦します。




Still0809_00014.jpg足寄町の農業機械メーカー・日農機製工は、
ビート収穫機の製造で9割という圧倒的なシェア誇ります。
参入したのは1983年と、メーカーの中では後発でしたが、
客の要望にとことん応える製品づくりでシェア伸ばすとともに、
技術力に磨きをかけてきました。
保有する特許や商標登録などは120件を超えます。
常に改良を心がけ、
同じ機械を2年続けて同じ仕様で作ることはないといいます。


 
2017. 8. 5
IT・AI活用~ムダを省いて稼ぐ1次産業

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8月5日(土)午前11時放送の特集は
「IT・AI活用~ムダを省いて稼ぐ1次産業」です。
磯田アナが、十勝と道南に飛び、
酪農と漁業の現場で最新の取り組みを取材しました。
はこだて未来大学のマリンIT・ラボは、網を上げなくても、
どんな魚がどの程度入っているか予測できるシステムを開発。
これまでは漁師の「経験と勘」に頼るところが少なくありませんでしたが
近年の海の環境変化がそれを許さなくなってきているといいます。


Still0802_00003.jpg全国1600戸の酪農家で16万頭の牛の個体情報を管理、
現場で働く人たちの負担軽減に大きな効果を上げている
スマートフォンアプリがあります。
帯広のベンチャーが開発した「ファームノート」です。
多くの酪農家は、出産や病気、乳量などの履歴を
紙の台帳かパソコンで管理。ファームノートは「いつでもどこでも」
履歴を確認できるところが特長です。



Still0802_00007.jpg牛の発情を見逃さず確実に繁殖させることは、
酪農家の経営にとって、とても重要です。
しかし、主に「人の目」でチェックしている現状では「見逃し」も。
牛の行動を細かく収集・分析することで
発情兆候をとらえることができるのが「ファームノートカラー」。
発情見逃しをなくすことで、全国で年間560億円の利益を
生み出すことができると、開発したベンチャーは試算しています。


 
2017. 7.29
20年ぶりの酒蔵 上川大雪酒造の挑戦はじまる

Still0726_00005.jpg北海道に今年、ほぼ20年ぶりに日本酒の酒蔵が誕生しました。
その名は「上川大雪酒造」。
日本酒の醸造免許の新規交付は、全国的にもほとんど例がありません。
上川大雪酒造は、三重県で酒造りを休止していた酒蔵を
移転する形を取りました。
新しい蔵で新しい酒造りに挑戦するのは、
新進気鋭の杜氏、川端慎治さんです。
7月29日(土)の特集は、
上川大雪酒造誕生までの様子と地域おこしへの思いを取材しました。

Still0726_00003.jpg年間の製造量は一升瓶3万本あまり。
酒米は全て北海道産を使い、
全ての酒を大吟醸と同じ贅沢な手のかけ方で作ります。
試験醸造に使ったのは、酒造りには扱いが難しい古米。
初仕込みから1カ月、大雪山の水を使った日本酒が出来上がりました。
増毛町出身の三國清三シェフの評価は
「国稀といい勝負。
秋からは新米で造るので相当キレのいい日本酒になる」。



Still0726_00016.jpg今年のコメで仕込む酒は、道内の地酒専門店でも販売する計画です。
杜氏自ら営業に回り、出来を伝えるのが川端流。
新しい酒蔵の誕生は酒米を生産する農家のモチベーションにも
つながっています。
「地方創生蔵」とも呼ばれるている上川大雪酒造。
酒蔵を観光や地域の産品と結び付け、
新たな価値や雇用を生み出す、という理念からです。



 
2017. 7.22
利尻・礼文・奥尻~離島が熱い!魅力生かし活性化

Still0719_00005.jpg利尻島に、平均年齢82歳!のラップグループがいます。
メンバーは現役漁師3人。
島の基幹産業である漁業をPRしようと、町が仕掛けました。
みなさん、とってもお元気です!
22日(土)午前11時~放送の特集は、道内離島が取り組む、
あの手この手の活性化策を追いました。






Still0719_00012.jpg人口減を食い止めるため、礼文町はこれまで、
移住者が取り組みやすい養殖コンブ施設や住宅の整備などに
取り組んできました。
福岡県から移住した人もいます。
今年4月、離島への国の財政支援を手厚くする特別措置法が、
今年4月に施行。
離島の活性化に追い風が吹いています。






Still0719_00018.jpg定員割れが続く奥尻高校は、
今年度、初めて全国から生徒を募集。
札幌などから来た4人の「島留学生」が学んでいます。
奥尻高校では「まなびじま奥尻プロジェクト」と銘打ち、
生徒確保に向けた学校の魅力アップに取り組んでいて、
今後はプログラミング教育にも
力を入れていくということです。



 
2017. 7.15
生産から加工・販売も けんぶちVIVAマルシェの挑戦

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真っ白なシャツに身を包み、さわやかな笑顔を見せる男性たち。
彼らの職業は、

「シェフ」でもなく「ソムリエ」でもなく...「ファーマー」。

剣淵町の若手農家のグループは、全国でも珍しい200種類もの野菜を栽培、軽トラックに積んで自ら販売する「軽トラマルシェ」など
独自の取り組みに加え、今年、株式会社「けんぶちVIVAマルシェ」を
設立。

加工・販売まで一貫して手掛けることで販路拡大を目指します。



Still0712_00012.jpg「けんぶちVIVAマルシェ」が、
いま栽培に力を入れている野菜が「ビーツ」。

砂糖の原料となるビートの仲間で、

その豊富な栄養から注目が高まりつつある野菜です。

ビーツと剣淵産の蜂蜜で作った「ジャム」も完成。

輸出することを見据え、容器にはロシア語とタイ語の表記を加えました。



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けんぶちVIVAマルシェの取引先は、
全国の卸やホテルなどおよそ60社。

栽培する野菜の種類の豊富さから、
独自メニューの開発に熱心なホテルやレストラン、
食品加工会社から高い評価を受けています。

今年は新たにインターネットで全国販売する
「野菜のギフト」も始めます。



 
2017. 7. 8
より快適に豪華に!変わるフェリー

Still0705_00011.jpg今年、北海道と本州を結ぶ航路に、新造船の就航が相次いでいます。
フェリーの旅客が減少傾向にある中、ホテル並みの設備とサービスの船で「快適で豪華な旅」を提供。
お金と時間に比較的余裕のあるシニア層を取り込みます。






Still0705_00023.jpg物流面でも、フェリーは改めて注目を集めています。
背景にあるのは「トラック業界の人手不足」です。
長時間労働が問題となる中、乗船中(=移動中)に休憩が取れるフェリーの利点が見直されています。






Still0705_00020.jpg1999年にフェリー航路が消えた釧路市では、航路復活の検討が始まっています。
観光面・物流面ともに「不便」という声が高まってきたためです。
一方、室蘭市では来年6月、岩手県・宮古港を結ぶ定期便が就航。
10年ぶりにフェリー航路が復活します。




 
2017. 7. 1
高騰!集中!札幌マンション4000万円時代

170701manshon1.jpg5年前に2800万円ほどだった札幌の新築マンションの平均価格が、2016年には4000万円を超えるまでに急上昇しています。

物件は中央区周辺に集中し、数も約1400戸とピークの1割あまりにとどまります。
なぜ価格がこんなに上がるのか、どうして増えないのか、そして一部の地域に集中するワケは...
買い手不在のまま、供給側の論理で新築マンション市場が変容していたのです。



170701manshon2.jpgベロッパーが口をそろえるのは「震災復興や東京五輪に向けて建設現場が人手不足で、賃金が上がって建築費が高まっている」。
首都圏に比べて土地が安いために、札幌ではマンション価格に占める建物の費用が2~3割にとどまります。そこで建築費の上昇がすぐに販売価格に跳ね返るのです。
割安感が乏しくなる郊外にはマンションは建たず、中心部に集中。
人気の円山公園の近隣の駅では、すぐ近くに5つもの新築マンションがせめぎあいます。



170701manshon3.jpg本州から進出してきたデベロッパーが一部の土地の価格を引き上げてきました。
8000万円を超えるようなタワーマンションの高層棟では、地元で買える層は限られ、首都圏からセカンドハウスとして買う人が3~4割に上るそうです。
地元向けにはモデルルームを作らずにコストを抑えるなどの手立ても。
東京での土地争奪の過熱と比べるとまだ余地があるとして、新たに札幌に進出する首都圏のデベロッパーもありました。



170701manshon4.jpg受けて立つ格好となる地元勢。同じ土俵での競争を避けて工夫を凝らします。
中心部を避けて、例えばミサワホーム北海道がJR手稲駅前に作ったマンションには想定以上に顧客が集中。
地場最大手のクリーンリバーは、営業・開発・管理を少人数で一体にして、間接経費を抑えます。
日本グランデは温泉やカラオケ、さらにはビリヤードといった充実した共用部が売り物。マンションの隣に鉄筋コンクリート(RC)3階建ての戸建てを並べたところ、割安感が出て売れ行きは好調だそうです。

 
2017. 6.24
商品の魅力高めるニクい脇役

170624waki1.jpg商品の販売には欠かせないラベルや箱。
あくまでも「脇役」に過ぎませんが、商品の訴求力を高め消費者が手に取ってみたくなるよう様々な工夫を凝らしています。
"脇役道"を究める札幌の企業で、独自技術を探りました。







170624waki2.jpg札幌市内のホテルで使うおせち料理用の重箱は、約7割をひとつの会社が作っています。
モリタが手掛けるのは木箱ではありません。
牛乳パックを原料とした特殊紙「ミルクラフト」による紙の箱です。
「Vカット」という特殊加工で、木製に劣らない角の美しさを生み出します。





170624waki3.jpgシールやラベルの製造で北海道では草分けともいえるのがシモクニです。
コストにとらわれずに技術を磨こうと、社員を毎年コンテストに参加させ、受賞も重ねてきました。
そこから生まれるのは浮き上がったり色が変わったりするように見えるラベルです。
開けた時に跡が残る封かんシールでも機械化に道筋をつけました。



 
2017. 6.17
<JR北海道 鉄路半減の未来>#2新たな「地域の足」を生み出せ

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公共交通の手段といえば、鉄道や路線バス、タクシーが思い当ります。

ただ、人口が減り現行の仕組みだけではひずみも生じています。
運行側の負担を抑えつつ利用者の使い勝手をできるだけ保とうと、様々な手法が北海道内外で動き出しています。
新たな地域の足を生み出そうとする挑戦と課題を追いかけました。






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東日本大震災で被災した岩手・気仙沼周辺では、JR東日本が鉄道ではなくBRT(バス高速輸送システム)での復旧を選びました。
線路跡の一部を専用道路としてバスを走らせ、高校や病院前にも新たに"駅"を作ります。
便数を鉄道より増やし、時間は以前よりかかりますが基幹交通となる特急バスとして、地域を細かく走る路線バスとのすみわけを図ります。
ただ、運転手不足もあって一部の地域では既存の路線バスの便数が減ることも。



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安平町では行政が無料バスを走らせていたところ、あおりを受けた地域のハイヤー会社が撤退を表明。
あわてた町は5年前に大型バンを予約制で走らせる有料デマンドバスに変換、運行もハイヤー会社に委託しました。民間企業あってこそとの考えです。
一方、30年近く前に天北線が廃止となった稚内―音威子府では今、転換したバスの維持に苦労しています。
鉄道廃線の時に得た転換交付金により、沿線の5市町村はバスの赤字を穴埋めしてきましたが、残高が半分まで減っているのです。


170617jr4.jpgそんな悩みを克服しようと中頓別町は配車サービスのウーバーと組んで、住民がボランティアで運転手を務める相乗りサービスを2016年8月に始めました。
無料だった3月までの利用は1日1件ほど、4月には実費相当に変わりました。
近隣の天塩町でも、東京のベンチャー企業、ノッテコと組んだ相乗りサービスを3月に開始。1時間ほど離れた稚内に行く際に、相乗りしたい人をガソリン代を分割して乗せてあげます。
いざというときの移動の安心感を、住民の共助で作る試みです。

 
2017. 6.10
更別村に「熱中小学校」開校 地域創生の芽も生まれる

170610nettyu1.jpg地域に大人の学ぶ場を作る全国プロジェクト「熱中小学校」。

十勝の更別村に4月に誕生し、東京からを含めて100人を超える"学生"が集まります。
企業経営者や大学教授を講師に呼び、地域おこしに向けて食を生かした活動などが早速動き出しました。
開校から2か月の現状と、今後の可能性は。





170610nettyu2.jpg水谷豊が主演し人気を呼んだ学園ドラマ「熱中時代」にちなんで名付けた熱中小学校。
更別村の学校では、新潟のアウトドア用品メーカー、スノーピークの山井太社長を校長に迎え、交流が始まりました。
帯広の百貨店、藤丸の活性化に向けて、山井社長に直談判に臨む女性も。






170610nettyu3.jpg学生たちで自主的に開く"部活"も魅力のひとつです。

早速生まれたのが「ピザ部」。
地元で農場を経営する男性が、小麦からトッピングまですべて更別産のピザを作ろうと提案しました。
小麦を巡っては、東大のIT農業の研究拠点にもなっています。






170610nettyu4.jpgほかの地域との違いは食に関する部活が多いこと。
本別町の豆をアピールする「豆研究会」も立ち上がりました。
移住してきた女性が先導し、新たなメニューをSNSを通じて紹介します。
農業の現場を紹介するため、撮影用のドローンを飛ばしてくれる農家も現れました。
ワクワクを求める大人たちが集っています。


 
2017. 5.27
目指す姿は?ボールパーク構想

170527park1.jpgプロ野球、北海道日本ハムファイターズの新球場構想が浮上してからおよそ1年。

札幌市と北広島市が候補地を提示し、議論が少しずつ進んでいます。
そもそも球団が掲げる「ボールパーク」とはどのようなものなのか。
そして、北海道に例を見ないものと期待されるアミューズメント施設は、地域にどのような経済効果をもたらすのでしょうか。
全国の先進事例を訪ねました。




170527park2.jpg日本一に輝いた2016年のシーズン、札幌に移転してから初めてファイターズの観客動員が200万人を超えました。
それでも経営面でみると、親会社からの広告宣伝費で何とか黒字を確保している状態です。
プロ野球12球団のほとんどが球場を管理し、座席の工夫や売店などの販売を収入源にしていますが、札幌ドームを借りるファイターズはそれができないのです。




170527park5.jpgメジャー流をいち早く導入した広島市のマツダスタジアムを訪ねると、座席の種類は34にも上り、売店も充実して来場客を飽きさせません。
グッズの販売額は50億円に達し、遠方からの観客もあって地域におカネが落ちています。
周辺ではスポーツジムやショッピングセンター、マンションも組み合わさり、試合がある日以外にも地域の新たな核となっています。





170527park4.jpg新潟県長岡市のアオーレ長岡は、バスケットボールBリーグの新潟アルビレックスの本拠地と市役所を組み合わせた施設です。
新国立競技場の設計者である隈研吾氏が設計した施設は、地域のためのイベントをいつも催し、人が集まる拠点になっています。

さて、ファイターズのボールパークの行方は?
札幌市は交通アクセスの良さ、北広島市は広さを売りに候補地を示し、球団は2018年3月には方向性を出す予定です。

 
2017. 5.20
道内菓子店 ユニーク新作続々のワケは?

170520kasi1.jpg道内の老舗菓子店がユニークな菓子を相次ぎ開発しています。

ようかんを「飲んで」みたり、クッキーの糖質を抑えたり。

既存の生産設備を生かしつつ、目新しさや新たな用途を打ち出して、これまでにない顧客を開拓しようと試みています。
歴史に安住しない取り組みの現場を辿りました。






170520kasi2.jpgチーズケーキの「赤いサイロ」で知られる北見の清月。
地元の小豆を生かした「きたみあずき屋」というブランドでどら焼きやクッキーを展開するなか、4月に投入したのが「飲む羊羹ICHIZU」です。

通常のようかんよりも小豆の量を2倍に増やし、ワインボトルに入れてねっとりとした触感を楽しみます。
少しずつ飲んでもよし、アイスクリームやトーストに乗せてもよし。
創業時の主力商品だった「薄荷羊羹」が全く新たな形に生まれ変わります。


170520kasi3.jpgクッキー「き花」の壺屋総本店(旭川)は、低糖質クッキーを生み出しました。
地元の顧客の年齢層が高まり糖質を気にする人も増えているなか、健康に配慮したクッキーです。
自社の店舗ではなく全国の高級スーパーやドラッグストアで販売し、ブランドをあえて示さずに流通させます。
き花の生産ラインを生かしながら、一種の健康食品としてこれまでと異なる販売チャネルの開拓をめざします。



170520kasi4.jpg札幌にあるもち店の白谷は大福が主力商品。
若い世代を取り込もうと、ミルクティー大福やモンブラン大福など、洋風で見た目もキレイなユニーク大福を次々と生み出しています。
洋菓子店のように、見た目も味もさまざまな商品を選べることからみやげの需要も増えているそうです。




 
2017. 5.13
ばんえい競馬 存続の危機!?売り上げ好調の裏側で

170513banba1.jpgこの数年、馬券販売が好調のばんえい競馬。
2016年度は過去最高の161億円を売り上げ、十勝への経済波及効果も60億円を超えて地域経済のひとつの柱となっています。
ところが活況の裏側で、レースを支える仕組みそのものが揺らいでいるのです。
馬が足りない――。
その余波と存続に向けた地元の取り組みを追いかけます。



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農耕馬(ばん馬)の数は2015年に1100頭ほどと20年前に比べて7分の1にまで減っています。
ばんえい競馬に出走するための「能力試験」でも馬が集まらず、かつては2割を切っていた合格率が、7割を超えるまでに。能力に多少、目をつぶっても合格させざるを得ません。
馬は繁殖が難しいうえ、価格の高い和牛へと生産が移り、高齢の馬好きの人しか携わらなくなっているためでした。



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影響は意外なところにも及んでいました。食用の馬肉です。
ばんえい競馬で不合格となった馬が熊本で肥育され、食用に回ります。ただ供給が減り、価格が上がっています。
飲食店がメニューを増やして観光客の人気が広がっていることも、不足感を高めています。





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馬の生産を少しでも増やそうと、帯広市では生産者に与える賞金も設定。
帯広畜産大学では妊娠した馬の血液中のホルモンを調べ、早い段階で妊娠の異常を診断する技術を高めています。
将来は人工授精も視野に入れています。





 
2017. 5. 6
東京進出で大変身! 道内食ビジネスの挑戦

170506ginza1.jpg道内の食品メーカーなどが東京に進出して、新たな業態に挑戦する動きが目立っています。
業務用の冷凍コロッケを主力とするサンマルコ食品(札幌)は有名シェフと組み、再開発施設の「ギンザシックス」に高級惣菜店を4月に開店。
石屋製菓(札幌)も主力の「白い恋人」は置かず、新商品だけをそろえた道外初の店舗を同じ施設に設けました。
開店までの準備にも密着し、狙いを探りました。




170506ginza2.jpgサンマルコ食品が手を組んだのは、海外でも知られるTAKAZAWA(東京・赤坂)のオーナーシェフ、高澤義明さん。
300円前後のコロッケ、2000円近い弁当を主力として、これまでの大量生産冷凍コロッケとは異なる分野に挑戦します。
メニューへのこだわりも大きく、開店直前まで内容が変わるほど。






170506ginza3.jpg石屋製菓は「銀座の手みやげ」をめざし、全く新しい商品を銀座用に開発します。
「白い恋人」のDNAを引き継ぎ同じ生産ラインを使いますが、当初は機械のタイミングが微妙にずれてクッキーの周辺が欠けてしまいました。
東京で採用したスタッフをわざわざ札幌に呼び、研修も重ねます。
開業前に銀座の売り場を訪ねると白を基調とした雰囲気はすばらしいですが、周りと比べると看板が目立たず...




170506ginza4.jpg東京で新しい業態に取り組むのは単に売り上げを伸ばすというより、先進的な市場でマーケティングをしてブランド価値を高める狙いがあります。
また、工場の人手不足という背景もありそうです。
東京・早稲田に昨年末に手作りおはぎの店を出した吉川食品(砂川)が主力とするのは、スーパーなどに向けた業務用の冷凍おはぎ。
これまで直に接することがなかった客からの反応を受けてブランドと商品力を高め、価格競争で量を追う経営からの脱却を進めます。


 
2017. 4.29
百年企業・強さのDNA 時代の荒波を乗り越えて 

170429hyakunen1.jpg170429hyakunen5.jpg創業から100年以上の歴史を重ねる老舗企業。

時代の荒波を乗り越えて、長い期間にわたって生き残り成長してきた強さの秘密はどこにあるのでしょうか。

共通するのは「時代の変化に柔軟に対応する力」。
私たちの生活に身近な2つの企業を訪ね、会社の転換点を探りました。


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帯広の山下家具店は1914(大正3)年の創業です。刑務所で作っていた家具の仕入れ販売からスタートしました。
道内の家具産地の低迷から主力の取引先が2000年前後に相次ぎ破綻。
逆にそれを契機に全国を巡り、取引先を開拓して品ぞろえを増やしました。


170429hyakunen6.jpg170429hyakunen2.jpg1872年(明治5)年に源流を持つ札幌の日本清酒は「千歳鶴」の銘柄で知られます。
ただ1990年代後半には日本酒の消費が落ち込み、利幅の薄いビールの卸が中心に。北海道拓殖銀行(当時)から移った白髪良一さんは卸部門を売却。足元では女性の杜氏を抜擢し、ススキノに近い立地を生かした「生」の鮮度を生かせる酒造りをにらみます。

 
2017. 4.22
<JR北海道 鉄路半減の未来>#1鉄道が消えたマチの現在

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経営難を背景に、路線の半分は自力では保てないと打ち出したJR北海道。

地域の交通、そして北海道の生活の未来はどうなるのか。シリーズで探ります。

初回は、列車が来なくなったマチ。
訪ねてみると意外な実態が見えてきました。

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2016年12月に廃線となった留萌線の留萌―増毛。朝晩の代替交通手段として乗り合いタクシーが走りますが、利用があるのは月の半分ほどと予想より少ないのが現状です。
1995年に廃線となった深名線では代わりにバスが走ります。ただ、途中の幌加内町では公共交通がない旭川との結びつきが強くなっています。町は無料のバスを運行。周辺とのつながりの形は変わっています。

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2015年1月から運休が続く日高線。代行バスはすでに2年を超えて、列車で通学した経験のある高校生はいなくなっていました。もはや「代行」ではありません。
単に鉄道を守るのだけではなく、将来を見据えて移動の手段を探る必要があるようです。

 
2017. 4.15
2つの会社で働く人たち  一体どんなメリットが?

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勤め先に隠れて...といった、後ろ暗い響きもあった「副業」。
先ごろまとまった政府の働き方改革実行計画には、副業・兼業の普及促進が盛り込まれました。
多様な働き方を求める人々を後押しする狙いがありますが、副業の現実はどうなっているのでしょうか。
東京や北海道の例から、メリットと課題を探りました。

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IT関連のサイボウズ(東京)は2012年から会社に届け出なくても副業ができるようになっています。狙いは副業で培った知見を本業に生かすこと。農業など3つの職場で働く人がいました。
結婚式場運営のグローヴエンターテイメント(札幌)では副業する社員の税金の処理まで請け負ってくれます。
ただ、組織への忠誠心や長時間労働といった課題も。モデル作りは簡単ではありません。

 
2017. 4. 8
来たれ!働きたいママ "休眠"資格者の復職支援

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保育士や看護師などの国家資格を持ちながら、今は働いていない潜在資格者。
様々な分野で人手不足が深刻化するなか、どうやって働きに来てもらうか。
保育園で働いてもらうために保育士の子どもを預かる学校法人や、ブランクのある美容師向けの店を開く美容室を訪ねました。

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札幌で幼稚園や保育園を運営する大藤学園は、保育士が結婚・出産しても働ける環境づくりに力を入れています。自ら運営する「企業主導型保育園」では30人の定員のうち半分をグループで働く保育士専用にしています。初めて子供を預けて復職した女性は・・・
美容室の芭里絵はカット専門やカラーリング専門の店を設けています。仕事を離れて技術に不安を持つ美容師でも、こうした専門店なら復職しやすいというわけです。

 
2017. 4. 1
SXSW 世界が注目のITイベント 磯田キャスター突撃取材!

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ツイッターを広めた、米国最大のビジネスイベント「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)」。
地元の音楽祭から始まったイベントは30年の間に映像やITを取り込み、人口90万人の米テキサス州オースティンに10日間で300億円を超える経済効果を生み出すようになりました。
今年3月の開催では仮想現実(VR)の新潮流が続々登場。そこにはイベントの熱気を札幌に持ち込もうとする人々の姿も...。
磯田キャスターが現地に飛びました。

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日本では一般の人にはあまり知られていないSXSWですが、企業の注目は抜群。
ソニーやパナソニックなど名だたる電機メーカーに加え、新技術を世界に売り込もうとベンチャー企業も集まっています。
このイベントを手本としているのが、10月に札幌で本格的に始まる複合イベント「NoMaps(ノーマップス)」。
ITや映像技術を核に札幌を盛り上げるには何が必要かも、オースティンで探りました。

 
2017. 3.12
農業を変える女性のチカラ 様々なアイデアで新風

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男性中心だった農業の世界に変化をもたらしている、道内の農業女子の活動に密着しました。
嫁ぎ先の経営に関わり、時には親とケンカもしながら、高値で売れるパクチーを冬に作って雇用を確保。
国も「農業女子プロジェクト」と題して、農業にかかわる女性が使いやすい洗濯機や軽トラックを企業とコラボして開発しています。

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士幌町の畑作農家の3代目に嫁いだ堀田悠希さんは、農協に出荷するだけに飽き足らず、「夢想農園」というブランドでパクチーやアーティチョークといった地元で十勝では珍しい野菜を生産。
直販をしてじわじわと売り上げも増やしています。
農家と結婚した女性やこれから農業を学びたい女性を応援するグループ「農と暮らしの委員会」も結成して、参加者もやりがいを感じています。

 
2017. 3. 5
都会の若者が地方のマチに 追跡!ふるさとワーキングホリデー

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都会の若者が地方で暮らし・働く体験をするのを、国が後押しする「ふるさとワーキングホリデー」。
今年始まった制度により、道内では2~3月に6エリア、21事業所へ大学生などがやってきています。
「外国人の多いニセコで語学力を高める」「学んでいる地域創生を深めるため実地を経験したい」。
やってくる若者と受け入れ側の思いを現場で探りました。

 

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「英語ばかりで日本語が通じないくらい」と驚きつつ喜ぶ、ニセコのスキー場で働く女子大生。日本人スタッフの確保に苦労するリゾート会社にとっては大きな戦力となり、正社員への内定を出すケースも。
富良野のレストランにやってきた男子学生は、昼間は生産者を訪ね初めて農業の現場を目にします。
道庁は観光業での人手確保や若者の滞在による地域の盛り上げ、将来の移住へのきっかけづくりを狙います。
海外でのワーキングホリデーはそもそも、旅行をしながら資金稼ぎのために短期で働けるビザを発行するもの。国内版は就労体験の面が強いようです。

 
2017. 2.26
増える子ども食堂 頼れるシェフはご近所さん

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子どもの貧困や孤食が増えるなか、この1年ほどで札幌周辺に子ども食堂が相次ぎ誕生しています。
約30にも達した「食堂」はNPOや社会福祉法人だけでなく、飲食店や学生も支え手となっています。
運営の実態や課題を探ろうと、現場を訪ねました。

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子ども食堂は寄付やフードバンクを利用して、安価に食事を提供する仕組みです。
高校生が献立作りを担う「なまら食堂」は学生の学びの場ともなり、住宅街で多いときには60人もの子どもが集まる「西の子ども食堂kaokao」は子育てを終えた近所のお母さんが運営します。
桑園にある食事処「陸海喰」は余る食材を生かして食事を出していました。
貧困への対策だけでなく、にぎやかな食事を通じて子どもたちの成長を手助けする狙いもあります。

 
2017. 2.19
お客様は宅配便 広がる貨客混載

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バスや鉄道でお客と一緒に貨物も運ぶ――。「貨客混載」が全国でじわじわと広がっています。
北海道内でも2015年夏から4ルートの路線バスに宅配便の荷物を積んでいて、4月にはさらに拡大する見込みです。
乗客減に苦しむバス会社と、運転手不足に悩む運送会社。
双方の利害を一致させるコツと今後の可能性を探ります。

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名寄と士別を結ぶ名士バス。バスの座席のひとつがヤマト運輸の荷物置き場に早変わりします。
バスは運賃を受け取れ、運送会社はドライバーの移動時間や距離を減らせます。
航空便と連携し、逆に地元の農作物をいち早く東京に出荷もできるようになりました。
京都では街中を走る京福電鉄が宅配便の荷物を運んでいました。
乗客の安全を確保するため、荷物用に1車両を貸し切っています。

 
2017. 2.12
新・企業城下町ものがたり 工場だけが支え手ではない

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苫小牧や室蘭などの企業城下町。大工場が病院やスーパーなども運営し、地域の生活まで抱えてきました。
ところが最近では、地域で様々な事業を手掛けるサービス業の企業が、思わぬ形で地域の支え手となっている例が目立ちます。
カラオケ店がバスや観光船を走らせ、ガソリンスタンドが体育館の建設に...。背景と狙いを探ります。

 

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流氷が訪れる網走で観光船を運航するのはタカハシ。道内各地でカラオケ店を運営します。売りに出たバスやタクシーの会社も引き受け、地元の交通インフラを守ります。
帯広で2020年に予定する新体育館の建設や管理には、セルフ型ガソリンスタンドで知られる地元のオカモトが手を挙げました。全国に展開するスポーツクラブのノウハウも生かします。

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津別にある町唯一の病院の運営は、地元の合板会社でした。

 
2017. 2. 5
トップアスリート育てたら 地域経済が潤う関係とは?

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冬季アジア札幌大会が目前に迫り、札幌五輪の誘致も盛んになってきました。
ウインタースポーツの本場であるべき北海道で、地元選手の育成に新たな形で力が入っています。
単に強い選手を育てるだけではありません。設備を整えたりものづくり企業と組んだりして、トップアスリートの存在を地域経済の底上げに生かそうとしているのです。

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かつては北海道のお家芸だったスノーボードのハーフパイプ競技。近年は室内設備が整う本州勢に後れを取っています。道内でも年間を通じて練習できる施設が一昨年に開業。また、ばんけいスキー場(札幌市)では1億円以上を投じて国内最大のコースを設け、長い目で誘客を狙います。
パラリンピック競技でもあるシットスキーでは、大学やものづくり企業が組んで器具を開発。
クラウドファンディングで資金を募る取り組みも広がりつつあります。
札幌市も冬季競技のナショナルトレーニングセンター構想を掲げます。地元のバイオ企業も健康づくりに絡む商品開発への波及を期待します。

 
2017. 1.29
農民が作った乳業メーカー 半世紀の歩みと新戦略は?

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1月23日に創業から50年を迎えたよつ葉乳業。
誕生した当時は牛乳の買い取り価格を乳業メーカーが決めることが多く、酪農家が価格の主導権を握り経営を安定させようと、十勝の8つの農協が母体となって生まれました。
本州や業務用の需要を開拓し、いまでは売上高1000億円を超えるまでに成長。その要因を探ります。

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ビンの牛乳による宅配が主流だった時期に、初めて紙パックを導入して一般向けの販売に対応したのがよつ葉乳業です。いまでは国内の2%強のシェアを占めます。

北海道産の質の良さを訴え、首都圏では消費者運動と結びついた共同購入も長年続けています。
裏方の業務用としては、脱脂粉乳がカルピスウオーターにも使われていました。

 
2017. 1.22
身近な食材にビジネスチャンス 肉も卵もしっかり活用

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鶏肉や卵といった、身近で手軽に手に入る食材を使ったビジネス。
参入障壁が低い一方で競争も激しいこうした分野で、目立った成長を見せている企業があります。
焼き鳥とザンギの店を組み合わせたり、B級卵をうまく活用したりと、商売の工夫と底力を探りました。

 

道内シェア半分を誇る卵のホクリヨウ。本州への進出に加えて今年、新たな工場が稼働しています。大きさや殻のひびのためにパックに入らない卵を自社で割って、液卵にします。

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同じ卵でも白老町のマザーズは、自ら菓子を製造して店も開きます。

 

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居酒屋の「炎」と持ち帰り総菜店の「炎」。ザンギや焼き鳥を二つの出口で売ることで、伸和ホールディングスは生産性を向上。
焼き鳥店、串鳥を運営する札幌開発(札幌市)は飛行機で東京に焼き鳥を運んでおり、近く関東にも工場を設ける考えです。

 
2017. 1.15
幻の亜麻で繊維を再び 若手農家の1年に密着
札幌の「麻生」という地名に代表されるように、北海道の繊維産業を支えたひとつが亜麻(リネン)です。
化学繊維に押されて姿を消しましたが、繊維の材料として改めて復活を目指す試みが動き出しています。
空知の農家が幻の種「あおやぎ」を手に入れて栽培を開始。
育成から収穫、活用法の模索など、その1年間を追いました。

「亜麻色の髪の乙女」で知られるように、金茶色が美しい亜麻。
国産の亜麻はテントや幌など丈夫さを生かした産業用で使われた一方、欧州ではファッションの素材で生かされました。現在、洋服などに使われる亜麻はほとんどが輸入品です。
本業の合間を縫っての栽培では、生育がバラバラになったり、うまく繊維が取り出せなかったり。
試行錯誤の末に見えてきたものは...  
2017. 1. 8
2017年これがブレークします!
2017年、北海道の変化を先取りします。
札幌中心部の変貌が一歩進み、北海道新幹線に続いて新しい列車が北海道に上陸。
北海道を代表するみやげ菓子メーカーの新戦略や海外でも人気の日本酒の新酒蔵も要チェック。
ロケットの打ち上げにも注目です。

札幌駅近くには新たな顔となる複合ビル、札幌フコク生命越山ビルが3月にオープンします。チカホとつながって、地下には幅36メートルもの巨大空間が誕生。人の流れをさらに変えそうです。
JR東日本の豪華観光列車「トランスイート四季島」が道南を巡り、大樹町のベンチャー企業であるインターステラテクロノジズは小型ロケットの宇宙への打ち上げをめざします。
食べ物では「白い恋人」の石屋製菓が東京へ初進出し、「脱みやげ菓子」に挑みます。道内では20年ぶりとなる酒蔵が上川町に誕生する狙いも聞きました。  
2016.12.25
マチを変えるデジタル人材 地元ITで稼げ!
自治体がインターネットを使って地域情報を発信する試みは当たり前になっていますが、一方通行の情報提供では目に留まりません。
いかに興味を呼び込むか、地域とIT企業の一風変わったタッグを探ります。

合成音声で歌う仮想の歌姫「初音ミク」で知られるクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市)は人工知能を用い、道内の情報を取りまとめるアプリを開発中です。ネットを通じて関心を持つ「バーチャル道民」を増やそうとの挑戦です。
釧路総合振興局では仮想現実の動画をつくり、一風変わった内容を発信します。
幌加内町ではヤフーと連携し、高校生がネットショップを設けてデジタルスキルを高めています。地域に雇用を生む可能性も秘めています。  
2016.12.18
インバウンドビジネスで道産子サムライが奮闘!
北海道への外国人観光客が200万人を超えて増え続けています。
インバウンドビジネスは外国語の壁があり、観光や宿泊、お土産など海外の企業が抱え込むケースが目立ちます。
外国人ビジネスマンに任せきりにせず、自らの手で事業の果実を取り込もうとする道産子の取り組みを追いかけました。

店舗を持たずそば打ちを手掛ける「うがそば」。ニセコで外国人客の滞在先に出向き、食べるだけでなく作るアトラクションとして徐々に人気が高まっています。建設業から転身しました。
新聞販売店を3代営んでいた男性は高級ワゴン車を2台購入し、送迎サービスに乗り出します。
ニセコだけでなく富良野では、ペンション経営の男性がコンドミニアム管理へと事業を転換。海外からの投資受け入れの窓口となっています。  
2016.12.11
女性活躍・後押しの現場 働き方で支援策も変わる
法律の整備や配偶者控除の見直しなど、働く女性の支援を巡って議論が盛んになっています。
ただ一口に女性といっても働き方は千差万別。
350人の中に男性はわずか2人のアパレル企業や、育児に絡んで休みや時短勤務を900人近くが取る調剤薬局、さらには女性の比率を高めようと試みるメーカー・・・
さまざまな現場を訪ね、活躍のためのヒントを探りました。

札幌のアルファベットパステルは婦人服ブランドを全国に55店を展開します。男性が2人の企業で育休などでの人繰りに備えて準備するのは・・・
育休などで人手不足の際にはアイン薬局では近隣の店舗から手伝いに回り、石屋製菓は自社で保育所を設けて人材を確保します。
男性職場と思われがちなデンソー北海道は女性でも働きやすい職場づくりに力を入れています。
キャリアアップを狙うも家庭との両立をめざすも、選択肢できる仕組みこそが重要になります。翻って男性の働き方を見直す機会にもなりそうです。  
2016.12. 4
十勝川温泉再生への歩み 美人の湯から稼ぐ温泉へ
十勝随一の温泉街である十勝川温泉は宿泊客が落ち込んでいたところに夏の台風で8000泊ものキャンセルが発生、大きな打撃を受けました。
再生を期して、音更町にガーデンスパが誕生します。
水着で楽しむスパで外国人も呼び込み、地元産食材のレストランや体験施設も交え、再生を図る取り組みを追いかけました。

新たなガーデンスパは経営破たんしたホテルの跡地を使い、地元のホテルなどで作る協同組合が中心となって建設しました。
生ハムやチーズづくりの体験もできる施設は、各ホテルだけで完結せず地域におカネを落としてもらえるための仕組みでもあります。
また、新たに北海道の顧問に就いた山崎史郎さんのインタビューも紹介します。介護保険制度の生みの親であり、国で地方創生を引っ張ってきた目から見える北海道とは...。  
2016.11.27
北海道の異色二刀流 大谷選手をしのぐ?
プロ野球・日本ハムファイターズを10年ぶりの日本一に導いた原動力ともいえる、大谷翔平選手による投手と野手の二刀流。
異なるふたつの分野を兼ね備えて活躍する人やモノが北海道で見つかりました。
1+1が2以上になる二刀流の魅力を探ります。

札幌の小畑真さんは歯科医師を10年以上勤めた後に弁護士になりました。歯科業界の制度面の課題など関心を持ち転身。医療と法律の架け橋をめざしています。
電力会社から送られる交流の電気と、太陽光など家庭で生み出す直流の電気を組み合わせる装置は、電気の有効活用につながります。
昼はラーメン店、夜は焼き鳥店に切り替わる店もありました。
また、厚岸町で始まったウイスキーづくりのその後も紹介します。  
2016.11.20
ファイターズはお金でも歓喜? 10年ぶりの日本一
10年ぶりにプロ野球日本一に輝いた北海道日本ハムファイターズ。
北海道移転後に観客動員数が初めて200万人を超え、強さと健全経営を共存させています。
札幌市中心部を巡る優勝パレードを紹介するとともに、球団経営の秘密や地域経済への波及効果を探ります。

2004年に北海道へ移転する前、球団は日本ハムグループでもお荷物とみられていました。
経営面では地域に密着しながら観客動員を伸ばすため様々なイベントを実施。野球以外の経歴を持つ職員が増え、球団が稼ぐ力は以前の5倍ほどにまで拡大しています。
一方で選手にかける人件費は枠を守りながら、若手の育成により強さを維持しています。
チームの強さと経営の健全性が必ずしもリンクしない難しいビジネス。その解は...。  
2016.11.13
円山動物園の改革 飼育も建物も変わる
去年夏のマレーグマ「ウッチー」などの死を教訓に、札幌市の円山動物園が様々な改革に乗り出しています。
「年間100万人」という来園者数の目標を取り下げて閉園日数を増やし、動物の管理に充てる時間を拡大。
一方で施設に50億円超の大型投資をし、動物だけでなく取り巻く海外の生活も伝えようと、見せ方に工夫を凝らそうとしています。
公立の動物園として改めてめざす姿を追いかけました。

円山動物園の再生のキーマンとして迎えたのは、旭山動物園(旭川市)を園長として全国屈指の人気施設に引き上げた小菅正夫さん。
動物の事故が続いたことは、動物園にとってある意味で「幸運だった」と語ります。
その真意とは。そしてあるべき「ズーマン(動物園人)」の姿を聞きます。  
2016.11. 6
緑の地面の経済効果 芝生を巡る意外なおカネ!
冬が近づいてきましたが、道内では青々とした芝生が目立ちます。
芝生に特色がある施設を訪ねてみると、維持管理や更新にからみ思わぬおカネが巡っていました。
芝生で走り回る人を注意する北大で維持管理にかける費用は?
札幌ドームが3億円をかけて初めて天然芝を交換する理由は?
網走が芝生のグラウンドから生む経済効果はいくら?

本州では冬に茶色に枯れる芝生。道内では美しい緑を保っているのは、もともと寒さに強い種類を使っているためです。
いまでは本州でもこうした北海道向けの芝生の種を冬にだけまき、一年を通じて緑を保つ手法も広がっています。Jリーグが始まってから盛んになった意外な用途も紹介します。  
2016.10.30
地域おこしの先生は熱中小学校にいた!
廃校などの施設を活用し大人の学びの場をつくる「熱中小学校」。
ビジネスや芸術など幅広い分野の第一線で活躍する人がボランティアで"先生"となり、地域交流や起業支援を促して地域に活気を取り戻そうという試みです。
山形県高畠町で始まり、来年春には十勝の更別村にも誕生します。
食料自給率6400%、トラクターの保有台数日本一のザ・農村はどう変わるのか。

山形で2015年秋に始まった熱中小学校には、地元だけなく県外や首都圏などから100人あまりが通います。若い人から70代の人まで年齢層も幅広いです。
廃校を活用してサテライトオフィスなども構え、講師陣の熱い思いや人脈作りに触発されて早速、起業する人も誕生しています。
更別でも来年春の開校に向けて10月にオープンスクールを実施したところ、200人が集まりました。
高級アウトドアブランドのトップが"校長"に就き、地元も地方創生の契機と期待を募らせています。  
2016.10.23
本物の札幌ラーメン ヨーロッパに広げろ!
世界でも人気の高い日本食、ラーメン。
なかでももっちりとした縮れ麺を特徴とする「札幌ラーメン」を広めようと、道内の製麺会社が海外展開に力を入れています。
小澤アナがドイツに飛び、札幌ラーメンの生みの親である西山製麺の取り組みを追いかけました。

西山製麺は今年、アメリカとドイツに社員を常駐させ、海外事業を本格化しました。札幌で作った麺を冷凍コンテナで運び、札幌の味を現地で提供します。
ドイツではラーメンは寿司に並ぶ人気の日本食に成長。現地のラーメン店への麺の売り込みを加速しています。
ドイツで店を開く予定の経営者を、札幌で研修に受け入れて経営の後押しも。
海外で本物の魅力をいかに伝えるか、奮闘の行方は――。  
2016.10.16
観光で稼ぐ北海道へ! 人手不足 どう乗り越える?
北海道の成長産業として期待を集める観光。
しかし地域の人口減少もあって、観光客が増えるほど現場の人手不足が深刻になっています。
海外の人材を活用したり学校を作ったりと、課題の解消に向けて奮闘する現場を訪ねました。

ニセコのホテル甘露の森には中国人大学生が働く姿が。接客をしながら日本語を学ぶため、3か月間のインターンシップに来ています。人手不足のホテルと相互の要望が合致しました。
野口観光は休館中の苫小牧のホテルを利用して、2018年に職業訓練校を開く予定です。あらかじめホテル業の楽しさを伝えることで、早期離職を防ぎつつ早めの人材確保も目指します。
高級観光バスを運営するクールスターの添乗員は航空機の元客室乗務員やピアニストなど。意外な人材が富裕層をもてなしていました。  
2016.10. 9
マチのけいざい・八雲 北海道一がいっぱい 
地域の経済に焦点を当てる「マチのけいざい」。
今回は太平洋と日本海の両方に面する道南のマチ、八雲町にお邪魔します。
北海道の酪農の発祥の地でもあり1次産業が基盤のマチですが、あまり知られていない急成長企業や徳川家につながる意外な歴史も。八雲の秘密を紹介します。

地元のホタテを中国経由でEUに輸出し、北海道で最も勢いのある水産会社、イチヤママル長谷川水産。
忍者の系譜を引き継ぐ老舗みそメーカー、服部醸造の変わった新商品。
海洋深層水の塩などを提供し、地元食材の付加価値づくりを支える熊石深層水などを訪ねます。
海外客に人気の噴火湾パノラマパークやハーベスター八雲では、日本にケンタッキー・フライド・チキンを持ち込んだあの人が、観光てこ入れ策として宿泊施設の構想を語ります。  
2016.10. 2
新と旬で道産小麦を売れ!ヌーヴォーことはじめ
新茶や新米など、日本人は初物の味を楽しみます。
ワインのボジョレ・ヌーボーに倣って「小麦ヌーヴォー」として、パンを通じて新麦を楽しもうという仕組みが十勝で動き出しています。
小麦に「旬」という考えを加え、生産者・パン店・消費者を巻き込んで、小麦の品種や時期による違いへの関心を呼び込む――。
取り組みの先には、TPP(環太平洋経済連携協定)を控えた産地の生き残りという狙いもあります。

芽室の穀物卸、アグリシステムは2年前に小麦ヌーヴォーを打ち出しました。
小麦は小麦粉に加工してから使うため、生産者と製造元(パン店)との関わりは実はあまりありません。新麦を通じて栽培から収穫までの成り立ちを知ってもらうことで、魅力を伝えようと試みます。
一方で、マチのパン店も違いを示すために品種や産地に気を配ります。参加する店は全国で300を超え、訪問した大阪の有名店でも・・・。
製造元からの要望である品種を復活させたり、小口のニーズにも応えようと少量多品種で小麦粉を販売したり。道産小麦の価値を高める工夫を追いかけました。  
2016. 9.25
北海道新幹線半年 進学や採用にも波及!つながる人とビジネス
新幹線が北海道に到達して半年、函館がまず観光で大きくにぎわいました。
季節により波がある観光以外でも、北海道と本州との間で人材の交流や定着が広がりつつあります。
新入生の獲得に相互の地域の大学が競い合い、UIターンで働き手を確保する取り組みも生じてきました。
ひとつの市場になった北海道・東北の変化を、開業半年を契機に分析します。

東北の私学の雄、東北学院大(仙台市)が北海道での進学説明会を増やしています。ピークから20分の1に減った道内からの志願者を掘り起こそうと、新幹線をきっかけに熱い視線を送ります。
一方、はこだて未来大は去年、南東北や北関東の高校訪問を開始。函館高専は弘前大学と協定を結び、地域で学生を回流させようと試みます。
観光産業以外では、制御機器のアサヒ(東京)は10月、函館に工場を新設します。北海道と東北をカバーする中心として函館に着目しました。
ITの分野では首都圏から函館に進出する企業がじわりと増える一方で、札幌から仙台に乗り込む企業も。
新幹線でつながることで「地元」が拡張し、働き手を確保するすそ野が広がっています。  
2016. 9.18
秋の陣!さっぽろオータムフェスト 会場で見つけた本当の勝者
去年は過去最高の220万人が足を運んださっぽろオータムフェスト。
「札幌のイベントの空白期」といわれた時期を埋めて余りあるイベントに成長し、今年は9月9日に開幕しました。
グルメの祭典だけでなく、新規事業やマーケティングのテストの場ともなっています。熱戦の舞台裏を取材しました。

オータムフェストへの出店を糸口に、新たに専門店を出そうと計画するフライドチキン店。
みそおでんやラテンアメリカ料理の店はイベントをきっかけに客層の拡大を図ります。
地域グルメの「登別閻魔やきそば」は去年の出店で人気を高めました。
アウトドアブランドと組んで会場にはテントも登場。食にとらわれず多様なビジネス拡大の場にもなっています。  
2016. 9.11
イカのマチ ブランドと技術で開け 一番おいしいのはどこ?
イカのマチとして、加工品はもちろんキャラクターも前面に打ち出す函館市。
しかし近年、函館の水揚げ量は釧路や羅臼に大きく水をあけられています。
そんな中でもブランドや技術を生かし、付加価値を高めようとする地域の取り組みを追いました。

さきいかで知られる山一食品は40年以上前に釧路に拠点を設け、原料の安定調達を図っています。
最もうまみが多いものの捨てていた皮で醤油を作り出したのは、老舗の塩辛メーカー・竹田食品です。
道立の工業技術センターでは軽くした氷を使って、イカの鮮度を保ったまま輸送する技術を開発。
イカスミを生かし、食品にも印字できるインクとしたり、化粧品などへの応用も探る函館高専も訪ねました。
産学官でイカの価値を高めようとする動きが広がっています。  
2016. 9. 4
老いるインフラ・選択の時に 鉄道廃線だけじゃない!
経営難にあえぐJR北海道が抜本的な路線の見直しを掲げました。
利用客の減少に加え、トンネルや橋など築100年にもなる古い設備の維持管理が大きな負担となっています。
同じ問題は道路や橋、公共施設にも隠れています。いち早く対策に動き出した自治体などを追いかけました。

バリアフリーへの逆行もささやかれる歩道橋。札幌市は年200万円の負担の大きさをにらみ、利用者の少ない地域に呼びかけて設備の撤去に乗り出しています。
滝川市では図書館を市役所庁舎の中に移設。不要な施設を減らす取り組みが広がります。
遠軽町では5年前の台風で水没した水力発電所について、企業の力を借りて7月に運転を再開。
20年後には半数が築50年を超える道内3万の橋では、本格的な点検が始まりました。
「集約」「撤去」「民営化」「寿命延長」などの対策の現場を探ります。  
2016. 8.28
ムラサキ・カンゾウ・トリカブト 上手に育ててマチと人にうるおい
漢方薬への関心が改めて高まっています。
それに伴い、原料となる生薬を北海道で栽培しようという動きが目立ってきました。
大手のツムラを筆頭に、生薬を農業のひとつの柱としようとする取り組みを取材しました。

北海道の冷涼な気候が生薬には向いています。
当別町では第三セクターが、火傷などに効くとされるムラサキを栽培。生産量が安定しないなかで農家の収入を確保するため、面積あたりの価格を決めて後押ししています。
日高町でも三セクが炎症への効果が期待される甘草(カンゾウ)の生産に乗り出しました。成長や成分の確保など課題は多いですが、まずはお茶にしてビジネスを軌道に乗せようと試みていました。  
2016. 8.21
ウインタースポーツに北海道の力を アスリート×ものづくり企業×研究室
日本勢の活躍もあり、熱気を帯びたブラジル・リオ五輪。
もうひとつのスポーツの祭典、パラリンピックをめざし、産学官の連携が道内で動き出しています。
北海道ならではクロスカントリースキーを舞台に、地域とものづくりの新たな関係を追いかけました。

車いすマラソンで道内トップクラスの新田のんの選手。去年、新たに挑戦を始めたのがクロスカントリースキーで、競技のカギを握るのが座ったまま滑る器具のシットスキーです。
冬季スポーツ科学研究推進センターを設立したばかりの北見工業大学は、モーションキャプチャーなどを用いた動作解析で力の伝わりやすい適切な形状を探ります。
道総研工業試験場は素材の分析に取り組み、製造資金は道内企業を通じたクラウドファンディングで調達を図ります。
目標は2018年の韓国・平昌でのパラリンピックです。  
2016. 8.14
キャンプ場経営ここで稼げ 大にぎわいでも意外に苦戦!?
夏になれば多くの人が訪れるキャンプ場。
しかし多くのキャンプ場が公営で、料金が低いため経営の実態は赤字にとどまっています。
贅沢なキャンプである「グランピング」や音楽フェスを入り口として改めてキャンプ人気が広がるなか、キャンプ場の健全経営の切り口を追いかけました。

くまモンの生みの親である小山薫堂氏と伊豆でグランピングを手掛けるヴィレッジインクが組んで、1泊2食付き3万円を超えるテントでの宿泊を8月に大樹町で始めました。ホテルの視点からキャンプの常識を覆し、事業成立を探ります。
高級アウトドア用品メーカーのスノーピーク(新潟県)も十勝で観光資源の発掘に乗り出すなど、キャンプ場の再生に動き出しています。
一方で民営のニセコサヒナキャンプ場は自然を生かした敷地で人気を高め、体験学習など関連分野にも事業を拡大。キャンプ場を核としてビジネスを広げていました。
このほか台湾客でにぎわう日の出公園オートキャンプ場(上富良野町)の意外な取り組みも紹介します。  
2016. 8. 7
合宿誘致でマチがハッピー 日本代表も吹奏楽部も
夏と言えば合宿。
冷涼な気候を生かして合宿を誘致する取り組みが意外な進化を遂げています。
スポーツに限らず、合宿を町おこしにつなげる奮闘を追いかけます。

網走や北見などのオホーツク圏には、国内のラグビーの有力チームが相次ぎ訪れています。グランドやホテルを充実させ人気を呼びました。網走市は障害者スポーツの受け入れにも力を入れ、地域の経済効果は20億円とも。
知恵を使って思いがけない合宿を呼び込んだのは留萌です。吹奏楽や合唱の音楽合宿を対象とし、施設や食事、交通手段など地域が一体となって新たな需要を呼び込んでいます。  
2016. 7.31
北海道の生ハムGO お気に入りゲットで世界制覇 
高級食材として人気が高まっている生ハム。
北海道には国内シェアトップの企業があり、一方で大学発ベンチャーとして本格的な商品作りや普及に取り組む企業もあります。
生ハムに付加価値を加えて、ビジネス拡大や地域おこしに生かす動きを追いました。

牛肉偽装事件で解散した雪印食品。早来工場を引き継いだ春雪さぶーるは、業務用生ハムで国内トップシェアを誇ります。製造技術があったうえ、エア・ウォーターの傘下に入ってから一流シェフのアイデアを商品開発に生かしたりメニューと組み合わせて取引先に提案したりする手法が功を奏しています。
十勝では帯広畜産大学の三上正幸名誉教授が本格的な骨付き生ハムを製造する企業を設立。地元の十勝川温泉に12月に開業する複合施設で、地元「モール豚」の生ハム製造の体験もできるようになります。  
2016. 7.24
道産ウイスキー・ブランデーに好機到来 厚岸に誕生・十勝で復活
日本酒の「酒チェン」、クラフトブームで好調な地ビール、ワイナリーの開設が相次ぐワインに続き、ウイスキーやブランデーでも道内産の個性派が登場しようとしています。
ハイボールやテレビドラマでの人気を追い風としながら、地域の特徴を生かす蒸留酒づくりの秘密を追いました。

十勝ワインの池田町ブドウ・ブドウ酒研究所はこの春、ブランデーの原酒造りを23年ぶりに再開しました。ブランデー人気への期待に加え、収穫が増えたワイン用ブドウ「山幸」を有効活用する狙いもあります。
厚岸町にはウイスキーの蒸留所が誕生し、秋に蒸留を始めます。厚岸の風土がスコットランドのアイラ島に似ているとして、東京の企業が建設を進めています。地元のカキとの組み合わせにも期待が高まります。  
2016. 7.17
飽食のニッポンの食品ロス "もったいない"を超える挑戦
国連が2014年に援助した食料は320万トン。その2倍近い量が、返品や廃棄により日本国内で捨てられています。
納品期限を緩めたり、賞味期限が近づいた食品のセールを設けたりして、道内でも小売店や市民団体が食品ロスを減らそうと動いています。
業界の商習慣である「3分の1ルール」の見直しという大転換もありました。

コープさっぽろは賞味期限までの期間の3分の1を過ぎた商品は店に受け入れていなかったのですが、受け入れ期間を長くして、返品を減らします。十分に食べられる品を生かそうとの狙いです。
東急百貨店札幌店は5月、賞味期限が近付いた食品を格安で販売するセールを道内の百貨店として初めて開催。反響が予想以上に大きく、続ける計画です。
このほか、年間100トンの食品を集め、貧困世帯へ提供するフードバンク「ハンズハーベスト北海道」の取り組みなども紹介します。 
2016. 7.10
小商圏スーパーの秘密 人口減少でも店を出す!買い物難民を救う
人口の少ない地域で日々の食品をどう売るのか――。
郊外に大規模な店を出す余地が狭まるなか、食品スーパーは一転して小さな商圏でも運営できる店づくりに工夫を凝らしています。
大きな売り上げが見込めないだけに、知恵を絞るのは運営コストの抑制。
さらなる人口減への対応策にもぬかりがありませんでした。

道北アークス(旭川市)はダ・マルシェの名称で1年前に小型店を開発。新設した加工センターを生かして店舗での作業を大幅に減らし、店にもセルフレジや特殊な什器を導入します。
コンビニほどのQマートを展開するのは総合スーパーの西條(名寄市)です。ノウハウを生かし、人口1600人の中川町にも出店します。北雄ラッキーやホーマックの取り組みも取材しました。
一方でイオン北海道は都心部であえて商圏を狭く設定し、「まいばすけっと」を設置。
各社の裏側を探ります。  
2016. 7. 3
北海道「サイクリングの都」化計画 アジアも欧米もまとめてカモン!
雄大な景色に加え、広く平らな道が多い北海道。
サイクリングに適した場所として、海外客からの関心が高まっています。
10年ほど前から人気が高まる自転車を観光と結び付け、地域の観光振興に取り組む動きが道内で広がっていました。

美唄市では市長自らがセールスマンとなり、空知地区のサイクルツーリズムの拠点を目指しています。
台湾に出向いて観光客を誘致。駅前のホテルはサイクリング客に対応しようと施設も改修します。
冬に海外のスキー客でにぎわうニセコ地区では今年、アジアで初めてアマチュアレーサーの最高峰大会が開かれます。
自転車文化を広めようと、札幌では「SAPPORO BIKE」という独自の自転車まで誕生しました。  
2016. 6.26
新幹線3か月 修学旅行に異変も! 追跡新ビジネスチャンス
北海道新幹線が開業して3か月。
北海道と東北とを結ぶ新たなつがなりが着実に広がっています。
両地域をまたにかけたヒト・モノ・カネの流れを追ったところ、意外なものまで海を渡っていました。

函館のホテルでは前年より4割客が増え、9月上旬まで予約がいっぱいのところも。
青森と大間を巡るツアーでは片道を新幹線、片道をフェリーとし、新幹線以外にも盛り上がりが波及しています。
青森から函館に進出したクリーニング会社は毎日、ホテルなどからの洗濯物を青森に送り返して洗います。新幹線景気でその量は増えるばかり。さらなる北上もにらみます。
新幹線による移動時間の短縮により、札幌の中学校の修学旅行にも今年、大きな変化が生まれていました。  
2016. 6.19
道内湯どころ魅力アップの挑戦 長い歴史に新たな一歩
200を超える温泉地を誇る北海道。
今年は定山渓温泉が150周年を迎え、100周年の洞爺湖温泉など、記念すべき年となる温泉が目立ちます。
長い歴史を踏まえつつ新たな取り組みに乗り出す温泉地を追いました。

90年を迎える最北の温泉地・豊富温泉には、皮膚に悩みを持った人が数多く湯治に訪れます。利用者が物産品づくりを手伝うことで、旅館にも利用者にもメリットが生まれていました。
長沼温泉では地元の特産品である大豆を使った豆腐作りも。
札幌の奥座敷、定山渓温泉はバリアフリーを模索しています。障害者だけでなく、お年寄りや幼児連れの家族なども訪れやすくすることで、新たな利用者を掘り起こす考えです。  
2016. 6.12
世界一素敵な過疎のマチの戦略 厚沢部町が挑む高齢化の先
首都圏の高齢者が地方でアクティブな生活を送り、医療や介護が必要なときにはケアを受けられる地域づくり――。高齢者問題と地方の人口減少をまとめて解決を図るのが「日本版CCRC」です。
人口4千人あまり高齢化率も4割近い厚沢部町が、意外にもさらに高齢者を呼び込んでこの「生涯活躍のまち」として活性化をめざしていました。
逆転の発想を追いました。

東京の企業が厚沢部町に設けた介護付き有料老人ホームでは、町外の人が入居者の半数を占めます。
体験移住を受け入れる第三セクターの株式会社「素敵な過疎づくり」や、東京の移住促進センターへの参加などを通じ、高齢者の呼び込みが進んでいます。
さらに介護の人材育成のために、廃校を利用して専門学校を立ち上げる計画も。
シニア世代の受け入れや働く場を設けることで、急速な人口減少を食い止める考えです。 
2016. 6. 5
スポーツと地域の相乗効果 健康作りだけじゃない!
地域で運営する「総合型スポーツクラブ」。
気軽にスポーツを楽しみたい幅広い年代のニーズの受け皿となっています。
道内には134あり、さらに34が設立準備中。地域の活性化につなげようという新たな動きを追いました。

釧路でスポーツ用品販売店を経営する中島仁実さんは日光アイスバックスなどで活躍したアイスホッケー選手。接触プレーを禁止したアイスホッケーリーグを釧路で立ち上げ、初心者や高齢者も呼び込んでいます。さらにほかのスポーツも巻き込もうと、地元の金融機関なども交えてクラブを発足させました。
登別市のクラブはショッピングセンターの空きテナントを活用し、自治体の健康づくり事業を請け負うなどして運営を軌道に乗せています。
江別市の北翔大学は生涯スポーツの学部があることを生かし、小学生や地域住民の体力向上を手助け。卒業生の就職先の開拓という効果も出ています。  
2016. 5.29
社名も店舗もセコマの変身 コンビニの常識を変える!
全国の都道府県で唯一、大手チェーンがトップを奪えない北海道。
首位を守るセイコーマートは4月に社名をセコマに変更しました。
コンビニだけでなく食品メーカーでもあるという方針の表れですが、実は変身は様々な分野に及んでいます。
メーカーと店舗と物流と、同時並行の進化を追いました。

メーカー部門ではセコマブランドでアイスや牛乳を関東で拡販。営業部隊が駆け回ります。
道内全域や本州とを結ぶ物流網を生かし、今年に入ってほかの企業から運送業務も受け始めました。削減したコストで商品の価格競争力を高める考えです。
そして店舗を改装して20席程度の大型イートインの導入を加速。売り場よりも食べる場所を優先して設計し、今年だけで200店を切り替えます。
道内での出店余地が限られてくるなか、コンビニの常識を変え、競争の軸をずらす新発想です。  
2016. 5.22
マチのけいざい・夕張 2050年ニッポンへのヒント
2006年に財政再建団体入りを表明した夕張市。
人口減少は止まらず、高齢化率も全国の市で最も高いなど課題は山積していますが、再生への取り組みも着実に動いています。
意外なものづくり企業やメロンを生かした地域活性化など、「マチのけいざい・夕張」の今を探りました。

中国人の爆買いで人気となっている時計には実は夕張で作られた部品が入っています。
UターンやIターンで起業する人たちの中からは、アウトドア用品の製造販売で知る人ぞ知る企業も生まれていました。
また過去のものと思われがちな石炭ですが、改めてズリ山から石炭を取り出す新事業も。
夕張メロンとともに全国区の知名度となったゆるキャラ(?)メロン熊と一緒にご紹介します。 
2016. 5.15
神戸に学べ!北海道スイーツ 深夜のトラックにヒント?
スイーツのイメージが浸透している神戸。
神戸を含む兵庫県は、スイーツの店舗数や消費額が北海道ととても似た規模にあります。
ところが、一人あたりの付加価値は神戸の方が大きいのです。
その秘密と北海道の展望を取材しました。

モロゾフやユーハイムなど店を各地に展開して規模を拡大していった神戸ですが、一方で5社がまとまって共同で配送するなどコスト削減で手を結んでいます。
片や北海道は土産としての需要に重きを置いており、6月のお菓子フェアに向けて、北海道を代表するチーズ菓子の作成を目指す取り組みが始動しています。
複数の菓子店が協力して新たなブランドでアイスを作り、海外への輸出も目指していました。  
2016. 5. 8
ご当地醤油ヒットの方程式 特産品と熱愛発覚!!
私たちの食生活に身近な調味料、しょう油。
道内各地に様々な「ご当地しょう油」があるのをご存知でしょうか。
特産品のPRから町おこしまで、しょう油にかける人たちの思いを紹介します。

比布町では去年、冬にだけ収穫される町の特産品「千本ねぎ」を混ぜ込んだしょう油を開発しました。地元で生み出したコメの「ゆめぴりか」やブランド卵と一緒にして、オール比布産卵かけごはんの誕生です。
美幌町では豚肉が、剣淵町ではトマトもしょう油へと変身します。
食習慣の変化や調味料の多様化でしょう油の消費が落ち込むなか、意外な組み合わせで付加価値を高めています。  
2016. 5. 1
田園回帰戦略は成功するのか? 人口1%が移住してくるマチ
島根県中山間地域研究センター研究統括監の藤山浩さんが提唱した「田園回帰1%構想」。
人口のおよそ1%にあたる分を移住で迎え入れれば人口が安定し、高齢化もストップ。子どもの数も維持できるという考え方です。
身近に感じられる目標を掲げ、移住者を引き込んでいる島根と道内のマチの秘密を取材しました。

島根県邑南町では、町内に12ある公民館区が移住者を呼び込むためのプランをそれぞれ策定しています。
新規就農のIターンを呼び込むため、住民が会社を設立し、住宅をあっせんする例も。住民で仕事を分け合い、スーパーでは地域の野菜を手厚く扱って、外に流れるおカネを減らし、移住者が稼げる環境も整えます。
一方、北海道でも厚真町には人口の1%が毎年移住してきます。若い共働き世帯を受け入れるため、子育て支援住宅の整備を進めています。  
2016. 4.24
信金・札幌の陣 地域密着の新しい形とは
信用金庫といえば地元に密着した金融機関です。
ところが札幌市内に目をやると、信金の84店舗のうち地元・札幌の信金の店はわずか24店。残りは道内のほかの地域から進出してきた15信金の店です。
特に2010年ごろからは「第3の波」とも言える札幌への進出ブームにあります。
進出の理由は? どうやって稼いでいる? そして信金にとっての「地域」とは?

円山に店を設けた北星信金(名寄市)、不動産ローンが好調な遠軽信金(遠軽町)、地元の物産売り場を併設する渡島信金(森町)。そして合併を控え新本店が5月に完成する地元・札幌信金は・・・
その戦略は想像以上に多岐にわたっていました。  
2016. 4.17
釧路で進む森とお金の循環 実は全国有数の森林都市
水産や炭鉱、製紙業のマチのイメージが強い釧路市ですが、面積の74%にあたる10万ヘクタールもの森林を持っています。道内の市では一番の規模です。
この森林資源を活用しようと官民を挙げて研究が進んでいます。
東京五輪の会場となる新国立競技場にまで、釧路の木材が使われそうな力を蓄えていました。

柔らかくてフローリングには向かないカラマツですが、札鶴ベニヤ(清里町)は製法を工夫して道産材の使用割合を8割にまで高めた製品を開発。
森林管理の北都(釧路市)などはトドマツからオイルを抽出し、エステーの芳香剤原料に使われています。
丸善木材(釧路町)は大型の木造施設を数多く手がけてきたノウハウを生かし、木を生かした新国立競技場にもかかわる見通しです。 
2016. 4.10
地域資源×金融機関の支援 地域支えるベンチャーよ巣立て
地方の人口を維持するには、働く場づくりが重要と言われます。
雇用の受け皿として期待されるひとつが起業です。
百貨店の撤退や中心部の空き店舗の増加に直面する旭川市で、支援の動きを追いました。

旭川市での開業率は2・36%と、道内第2の都市としてはやや物足らない水準です。
市が中心となって起業支援の助言者や格安なオフィス、人脈拡大に向けた講習会など様々な角度から支えようとしています。
旭川信用金庫も去年、「創業応援ステーション」を設置。
食品企画やデザイン、カフェなど、立ち上がりつつあるベンチャー企業の行方は・・・  
2016. 4. 3
札幌ラーメン・本当の実力 アメリカの名物プロデューサーも注目 
全国で知名度の高い札幌ラーメン。店舗だけでなく、麺やスープも道外や海外に進出しています。ところが札幌市民は意外にラーメンを食べていません。
海外戦略や費用のコントロールからラーメンビジネスの秘密を探りました。

全米ネットの有名グルメ番組が3月、札幌市の西山製麺を訪れました。アジアではなく欧米に軸足を置く点が関心を呼んだのですが、その理由とは。
道内トップの製麺会社、菊水は親会社である伊藤ハムとともに営業し、品ぞろえの一部に食い込みます。
麺の製造コストや調理費用からうどん店の次はラーメンへの進出を考える経営者もいました。  
2016. 3.27
新幹線・函館開業の先へ 札幌延伸 15年も待てない!
3月26日、新幹線がついに北海道まで開業。
当日の盛り上がりはもちろんですが、いち早くその先を展望します。
15年後を予定する札幌までの延伸について、北陸の例も参考に課題や対策を探りました。

札幌までの212キロの間ですでに5つのトンネルが工事中。投資効果を早く生かせないかという声が上がっています。
外国人観光客が数多く訪れる倶知安まで部分開業する、札幌駅の工事にいち早く着手して地元を盛り上げる――。
北陸新幹線の延伸を7年後に待つ福井では、先に整備した新幹線高架を地元の私鉄が活用していました。
札幌駅に新幹線がどう乗り入れるのかや、JR北海道が経営を切り離す函館―小樽の在来線の先行きも大きな課題となっています。  
2016. 3.20
マチのPR動画がシブくてアツイ 知名度アップ移住者アップ
香川の「うどん県」や函館の「イカール星人」など、市町村のPR動画が話題を集めています。
動画共有サイトやSNSの普及が追い風となり、地域の活性化や移住促進を狙って数多くの市町村が工夫を凝らしています。
道内の意外な人気動画と背景を探りました。

厚真町はゆるキャラを活用して、地元を紹介する物語風の動画を作成。小さなマチながら人気が高まっています。年に50人あまりが移住しています。
役場の職員がワイシャツ姿で70キロを自転車で爆走する豊富町や、かつてのテレビCMを生かした比布町。ちょっとしたアイデアが思わぬ形で市町村の知名度を高めています。
神恵内村ではマスクマンが「あれ」を使った卓球を紹介。動画が地域おこしの新たなツールとなっています。  
2016. 3.13
民泊時代・北海道の扉 開くか閉じるか?
自宅の空き部屋などを宿泊場所として有料で提供する「民泊」が全国で広がっています。
北海道でも急増する訪日外国人観光客の受け皿として期待する声が。
民泊を受け入れているオーナーやトラブルの実態を取材し、今後の可能性を探りました。

札幌市のある家庭は民泊仲介サイト「エアビーアンドビー」に登録。海外からから観光客やホームステイを受け入れ、交流を広げています。
一方、あるマンションでは安全面のトラブルを防ぐために規約を改正。不特定多数の利用を禁止するように切り替えました。
羽田空港を抱える東京都大田区での民泊条例とそこに商機を探る企業も取材しました。  
2016. 3. 6
号砲・電力自由化の真相 家庭も電力会社も知恵絞る
4月に電力小売り販売が自由になり、個人が電気を買う会社を選べる日がやってきます。
新市場に参入する企業の狙いと特徴は、そして個人が選ぶポイントとは。
自由化の先に広がるエネルギーの新たな姿も探ります。

道内でも老舗の北海道ガスのほか、コンサドーレとサツドラが異業種タッグで参戦。コープさっぽろは再生可能エネルギーを電源とした特徴を打ち出します。
多くが、主力の業務を組み合わせたセット割を展開します。意外に料金の差は小さいだけに、専門家は選ぶポイントとして「電気プラスの特典」を指摘します。
電力自由化は単なる安売り合戦にはとどまりません。各種のエネルギーを一体にしたコントロールが動き出し、家庭で電気を作ってためる仕組みを支援する動きも進みそうです。  
2016. 2.28
新千歳・「稼ぐ空港」が進化する 年2000万人のその先へ 
LCCや海外客により2015年に初めて利用客数が年2000万人を超え、新千歳空港は全国でも屈指の賑わいを見せています。
空港ビル会社は商業施設を充実させ、飛行機の運航の裏方作業にも進出。
「空港民営化」議論が道内でも動き出すなか、新千歳空港の進化の先を探りました。

新千歳空港は早くから商業施設での「稼ぎ」に注目。北海道ならではのテナントを誘致し、道外へアピールします。
急増する利用客を受け入れるため、航空会社を補うように窓口の受け付けや航空機の誘導業務も引き受けます。
国や道は、儲けの大きい新千歳空港を核に道内の地方空港をまとめ、空港ビルと滑走路の運営を民間企業に委託する議論を進めています。
空港ビルのトップに、民営化への対応と道内の交通網の要としての責務を聞きました。  
2016. 2.21
海外観光客への新キーワード YOUはカットしてチェックしに北海道へ
北海道を訪れる外国人観光客数が過去最高を更新するなか、自然や温泉とはひと味違う内容で利用者を呼び込んでいる業界がありました。
キーワードは美容と医療です。

札幌市中央区にある美容室、サロン77。月に500人の来店客のうち外国人が1割にも上ります。スタッフ向けに英語を研修。アジアの女性が日本の美容に抱く憧れを取り込みます。
東徳洲会病院は急病となった外国人を受け入れるため、8か国語で対応できるスタッフを備えます。評判を呼び、観光を兼ねて人間ドッグを受診する人も。
こうした魅力は、外国人観光客数の季節による波を緩やかにする効果も期待できそうです。 
2016. 2.14
なぜそこに日本語学校?留学生が見た!東川流マチおこし
日本で初めて町立の日本語学校を昨年10月に開いた、大雪山のふもとに広がる東川町。
人口約8000人のマチに多いときには200人以上の外国人が暮らし、この時代に人口が増えています。
人口減少対策や地域の活性化に向け、外国人との交流を生かす独自の取り組みを追いました。

日本語学校には小学校の旧校舎を活用。留学生に対して町内限定の商品券を支給し、ほかの留学生も含めて年1000万円を超える買い物が生じているとの試算もあります。
留学生がSNSで発信する情報で、思いがけない観光スポットも海外に知られるようになりました。
さらに留学生を冬の五輪に出場させようとする計画も進んでいます。  
2016. 2. 7
ローカルアイドルの成長日記 地域にも夢を運ぶ!
いつかは全国区を目指し、まずは地方のマチを拠点に活動するローカルアイドル。
北海道だけで20、東京以外の全国では650にも達するほどの活況です。
夢を追う姿と、地域のPR役としての意味を探りました。

北斗市の北斗夢学院桜組は、北海道新幹線開業に向けて観光PRのために結成しました。イベントに出演するうち人気が広がり、シングルCDを出しライブも開くように。
札幌市は地元で活動する女性アイドルグループ「ミルクス本物」に目を付け、若者のまちづくり参加促進大使を依頼しています。ローカルアイドルの全国コンテストでも優勝し、札幌のPRとともに活動の幅が広がりそうです。
千歳市の地元密着アイドルや、メジャーデビューが決まった札幌のracoさんなど、想像以上に勢いは高まっています。 
2016. 1.31
コンサドーレ"最強"への一歩 誕生から20年
誕生20年を迎えたサッカーJリーグのコンサドーレ。
今年はチーム名に「北海道」を加えて北海道コンサドーレ札幌に改め、札幌以外での試合を増やし下部組織も地方に広げます。
20年を機に、地域密着とチーム強化に改めて取り組む様子を取材しました。

1996年の発足から赤字経営に苦しみながらも、2013年には選手だった野々村芳和さんが運営会社の社長に就任。スポンサーの増加や知恵を絞ったイベントなどで、経営の立て直しと観客増に取り組んでいます。
チームの強化はもちろん重要。そのうえで電力小売り事業に参入したり広告会社から新たな出資を受けたりして、クラブの事業規模を大きくしようと奮闘しています。
沖縄キャンプの様子も紹介します  
2016. 1.24
北海道の家づくり・大実験中! 寒さを乗り越え美しく
省エネや二酸化炭素の排出削減のため、厳しい寒さの中でもいかに効率よく住宅を暖めるかは北海道での永遠の課題です。
単に壁を厚くするだけでなく、デザインにも工夫して暮らしを楽しむ実験を追いました。

大樹町のかつての牧場に、新国立競技場の設計を担当する隈研吾さんが設計した白い家が浮かび上がります。光を通す壁で太陽光を呼び込みます。LIXIL住生活財団による研究施設で、国際的な大学コンペも実施しています。
旭川市の北方建築総合研究所は寒冷地住宅の開発を手掛けてきた先駆者です。企業と共同し、断熱性能の高い窓枠を開発。
別のメーカーでは窓から外気を入れることで、逃げようとする熱を室内に取り戻す新製品も生まれています。
 
2016. 1.17
広がれ!ナチュラルチーズ新時代の幕開け "おいしい"は当たり前
外国産と比べても味の評価が高まってきた北海道産のナチュラルチーズ。
東京と旭川で、道産チーズを広げようとする新たな取り組みを追いました。

昨年11月、東京・江東区に道産ナチュラルチーズの専門店が開業しました。道内30あまりの工房の約100種類のチーズを扱うのは、かつて道庁職員だった今野徹さんです。道庁農政部時代に培った生産者とのネットワークを生かし、工房からの出資も受けて売り手として普及に回ります。
一方、旭川の買物公園にも昨年末にチーズ工房が誕生しました。こちらは宮城県出身の長尾英次さんが東日本大震災を機に移住。イートイン型の新たな店でチーズの魅力を訴えます。  
2016. 1.10
タイに挑む道内企業 メードイン北海道を売れ!
空前の北海道ブームに沸くタイ。
北海道の食や観光の魅力を生かしてタイに乗り込んで勝負する道内企業の取り組みを、現地取材で追いました。

人工降雪機を使って冬の北海道を再現した「スノータウン」。その傍らに開業したのがラーメン店「味の時計台」です。またバンコク中心部には、大平畜産工業(鹿追町)がステーキ店を出しました。日本食店は飽和状態とも言われるバンコクで、北海道の看板はどこまで通用しているのでしょうか。
またIT分野でも、タイからの観光客専用のSNS「トリッピーノ」を手掛けるギアエイト(札幌市)は、現地法人の設立を目指しています。培ったノウハウを生かし、今度は逆にタイに進出する日本企業をIT面から支える考えです。