tvhテレビ北海道

番組表番組表

まだ、しゃべるんですかぁ〜!?

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

毎年の、冬のお楽しみ

できれば、毎年楽しみたいと
改めて感じた瞬間だった。

(...タイトルと、導入の一文をご覧になって、
お分かりかとは思いますが、
ほぼ、前回のブログの続編です)

今月10日、11日に札幌で行われた。
ノルディックスキー・コンバインドのワールドカップ(W杯)。
2年ぶりに取材、実況した
コンバインドの最高峰の大会は、
2年間待った期待感を裏切らず、
やっぱり楽しかった。

瞬発力と、コンマ何秒の中での
判断力と対応力が問われるジャンプ。
10㎞という距離の中での、
レースや気象条件の読みと分析、
そしてそれらへの対応力が問われるクロスカントリー。
性質の異なる能力の総合で勝敗を決するこの競技は、
見ている人の思考と感性の双方を揺さぶる。
ゆえに、見終わったときの充実度がとても大きい。

暁斗先頭.jpg

さらに今回は、
日本のエース、渡部暁斗選手が第2戦で見事優勝。

暁斗フィニッシュ.jpg
日本開催のW杯では22年ぶりに
センターポールに日の丸が揚がり、
君が代が白旗山競技場にこだました。
国旗掲揚②.jpg表彰台暁斗.jpg

やっぱり、優勝はいいですよねえ」
放送後にしみじみともらしたのは
解説を務めていただいた阿部雅司さん。
スタジオ阿部.jpg

選手として94年リレハンメル五輪と2度の世界選手権、
コーチとしても
2009年世界選手権金メダルに貢献した方の言葉は
実感がこもる。

優勝後のインタビューでは
最近のスポーツ中継で流行りの
「カメラに向かってサイン」の演出を行ったが、
隣でさらりとサインをする渡部選手の姿を見ながら
スポーツの神に愛でられた人しか許されない行為だと感じて
「ああ、カッコいい~」としみじみ思った。

サインする暁斗.jpgサイン後の暁斗.jpg暁斗サイン.jpg

その余韻が心にたっぷり残る、翌12日。
向かったのは、大倉山ジャンプ競技場。
今度は、スペシャルジャンプのワールドカップ
札幌大会2戦目の取材。

ジャンプW杯取材.jpg

次なる実況は、
今週末、18日の「第28回TVh杯ジャンプ大会」
ノルディックスキー世界選手権(2月22日~、フィンランド・ラハティ)目前、
そして平昌五輪まで1年を切り、
大倉山の空気は、じわじわと高揚感が増している。

世界で今、戦っている選手たち。
世界で戦うことに照準を合わせている選手たち。
世界の舞台に立つことを夢見ている選手たち。
そして、彼らを支え、育む人たち。
たくさんの人の情熱が集まる空気感は
寒気に包まれる冬の大倉山だからこそ
独特の心地よさを醸し出す。
毎年、楽しみにしている時間だ。

当日、会場でそうした空気を感じていただくのはもちろん、
TX系6局ネットでお送りしますので、
放送を通じても、ジャンプという競技をお楽しみください。
第28回TVh杯ジャンプ大会は
2月18日(土)午後4時から。
解説は、原田雅彦さん(雪印メグミルクスキー部監督)です。