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2020.4. 8
氷上に吹く新風

何かと重苦しさを感じてしまう今だからこそ

冷気の中で味わったこの空気が

ひときわ心地よかったです。

   

カーリングチーム・北海道銀行フォルティウスに

この春から加わった新戦力、

伊藤彩未(あやみ)選手を取材し

今月6日に放送した

「ゆうがたサテライト道新ニュース」で

紹介しました。

伊藤彩未寄り.jpg

    

青森の高校を卒業したばかりの18歳。

去年12月にフォルティウスが実施した

新戦力発掘のトライアウトに応募し合格。

   

日本ジュニア選手権準優勝など

ジュニア年代では実績のある選手ですが

「オリンピックで金メダルを取る」という目標の実現に向け

県下有数の進学高に通い

卒業後は大学でカーリングを続けようと思っていた進路を変更し

強い決意で津軽海峡を渡ってきました。

   

チームメイトとの意思疎通が重要なスポーツである

カーリングの選手は

インタビューでも明瞭な受け答えをする人が多いのですが

伊藤選手も同様。

質問の意図を的確にとらえ、瞬時に自分の言葉で答えを返す。

18歳とは思えない聡明さを感じました。

伊藤彩未ショット.jpg

   

小学4年で始めたカーリングだけでなく

小学校ではバスケットボール、

中学校では陸上短距離、

高校ではハンドボールも並行して活動。

「高校ではカーリングに専念しようと

最初は帰宅部だったんですけど、

身体を動かさないと生活のリズムがおかしくなって

ハンドボール部に入ったら

勉強も短時間で集中できるようになりました」

という、根っからの「スポーツ少女」です。

   

そうして培ってきたフィジカルの強さが

コミュニケーション力と並ぶ彼女の持ち味。

ここ2シーズン、リザーブメンバーがいない

4人で活動してきましたフォルティウスに

まさに新風を吹き込んでいます。

  

2014年のソチ五輪女子日本代表の

フォルティウスですが

今年2月の日本選手権は3位。

「正直、上の2チーム(ロコソラーレと中部電力)とは

差があると感じた。

この差を埋めていくために彼女(伊藤選手)は必要な存在」

(スキップの吉村紗也加)

と期待されています。

   

もともと札幌生まれで両親も北海道出身。

「縁がある北海道で応援をもらいながら

カーリングができることがうれしいです」

という18歳の挑戦。

改めて、今の社会状況だからこそ

余計に応援したくなります。