放送番組審議会
第354回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年12月19日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
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出席委員(6名)
久保淳司委員長、八木渉委員、長内和彦委員、中田美知子委員、高野真純委員、新沼彰人委員
レポート出席委員(2名)古川有子副委員長、YUKKY委員 - 会社側 桑田一郎 代表取締役社長、石川郁 専務取締役報道制作担当、名倉孝雄常務取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章 編成局長兼放送審議室長、報道制作部課長代理 佐藤千晶(議題番組担当プロデューサー)
- 事務局 田中信章(放送審議室)
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出席委員(6名)
久保淳司委員長、八木渉委員、長内和彦委員、中田美知子委員、高野真純委員、新沼彰人委員
- 議題
- 『青春サラブレッド~北海道浦河町27人の若者たちの夢~』
(2024年11月4日(月・祝)10:05~11:00 放送) - 委員の意見の概要
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- ・ 業界を問わず、人材育成が課題とされる中、町の基幹産業と人材育成を絡めた北海道らしいテーマ設定である。
- ・ 短いスケジュールでの取材やインタビューではなく、それなりの期間をかけた密着取材で番組が構成された成果はとても大きかったと感じた。
- ・ ドキュメンタリーはどうしても撮れた素材を元に構成するので、不自然さや違和感やあざとさが出てしまう事があるが、自然な編集に好感を持った。
- ・ 職業として「馬(生き物)」と関わるという事は、不注意やちょっとしたミスが、大きな事故に繋がるという緊張感が必要だという事が理解できた。
- ・ 番組全体を通して、所々に北海道らしい浦河の風景や花など立体感のある映像が差し込まれていて、道外の方に北海道の魅力が良く伝わったのではないか。
- ・ 生見愛瑠さんのプロっぽくないナレーションは逆に好感が持て、声質も話し方も耳に心地良く冒頭からスッと番組に引き込まれた。
- ・ 欲を言えば、あと1人や2人、他の研修生にも密着するなど、研修生それぞれのバックグラウンドやキャラクターなどにバリエーションがあれば良かった。
- ・ 27人全員の詳細な紹介が無理なのは理解しているが、平均的な受講生や優秀な受講生の成長も描写して欲しかった。
- ・ 飼葉の調合は、サラブレッドにとって生きる源であり、命に関わる事と理解するが、そうした説明が足りていなかったように思えた。
- ・ 可能であれば、研修生が冬を越え、春を迎えて次の道に歩み出すまでをフォローした続編を期待する。
※ 次回の放送番組審議会は、1月23日(木)開催予定
第353回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年11月28日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
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出席委員(7名)
古川有子副委員長、八木渉委員、長内和彦委員、YUKKY委員、高野真純委員、新沼彰人委員
※議題番組に関するレポート提出: 久保淳司委員長
欠席委員(1名)中田美知子委員 - 会社側 桑田一郎 代表取締役社長、石川郁 専務取締役報道制作担当、名倉孝雄常務取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章 編成局長兼放送審議室長、報道制作部長 村谷亮(議題番組担当プロデューサー)
- 事務局 田中信章(放送審議室)
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出席委員(7名)
古川有子副委員長、八木渉委員、長内和彦委員、YUKKY委員、高野真純委員、新沼彰人委員
- 議題
- 『テレビ北海道開局35周年記念 コンサにアシスト!SP』
(2024年11月3日(日)12:30~16:00 放送) - 委員の意見の概要
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- 成績が低迷するコンサドーレの生中継を記念番組に据えたのは疑問に感じたが、地元チームにスポットを当て、観客を動員し、鼓舞する企画は、道民や地元自治体、企業に寄り添い、情報発信を通じて地域の成長に貢献する局の姿勢を示すものと考えれば理解できた。
- コンサドーレの経営状況のほかクラブの運営実態や課題などについて対談した「けいナビ」は、興味深い内容で普段経済番組を見ない視聴者には、局の硬派な側面を印象づける事ができたのではないか。
- コンサドーレの試合中継は5年ぶりとの事だが、ブランクを感じさせない巧みな試合中継だった。
- 「旅コミ」「けいナビ」も、両番組の本来の魅力を出せていなかったように感じた。特に連携あるいは共同作業という元々の意味での「コラボレーション」の面が弱かったのではないか。
- 「けいナビ」のパートは、試合前に放送した方が、より視聴されたのではないか。
- サッカーに興味の無い人が3.5時間も見続ける事は、点が入るような白熱したシーン以外は正直飽きてしまった。
- 単に「みんなで応援しよう!」的なコラボVTRなどではなく、コンサドーレがなぜ今季ここまで厳しい状況にあるのか、その要因や背景を分析・検証・提言するなり、もう少し時間をかけて踏み込んだ内容にできれば良かったのではないか。
- レギュラー番組とのコラボは分かりにくい点もあった。普段それらを見ていない視聴者へのPRの機会とするならば、レギュラー番組の放送日時などについての案内があれば良かった。
※ 次回の放送番組審議会は、12月19日(木)開催予定。
第352回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年10月24日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
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出席委員(4名)
久保淳司委員長、古川有子副委員長、長内和彦委員、YUKKY委員
※議題番組に関するレポート提出:高野真純委員、八木渉委員、中田美知子委員、新沼彰人委員 - 会社側 石川郁専務取締役報道制作担当、名倉孝雄常務取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章編成局長兼放送審議室長、ビジネス開発部・田本健朗(議題番組担当プロデューサー)
- 事務局 田中信章(放送審議室)
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出席委員(4名)
久保淳司委員長、古川有子副委員長、長内和彦委員、YUKKY委員
- 議題
- 『おたすけNORD!~古平でウニ漁をおたすけ篇~』
(2024年9月10日(火)25:00~25:30 放送) - 委員の意見の概要
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- ウニ漁をめぐる社会課題を指摘するとともに、産地の魅力を伝えようとした企画趣旨は理解できた。
- 古平は積丹の隣町なのでなんとなくウニが獲れるだろうと思っていたが、高齢化などによる漁師さんの減少はあるものの、改めてウニ漁や養殖が盛んな町だと勉強になった。
- スーツにサングラスという衣装での登場は、これからウニ漁をする人間の姿とは思えずそのギャップが面白かった。またエンディングで同じスタイルで登場した時、漁を終えて着替えてきたので、ちゃんと時間をかけて撮影している事がわかった。
- 古平を紹介する映像のクオリティは高く、ドローン撮影も活用しており、積丹ブルーも色鮮やかで綺麗だった。
- 企画意図にあるNORDの「ひたむきな姿」は感じられなかった。出演された古平漁協の堀さんが彼らの手助けを「50点」と評価した事が全てを物語っている。
- 演出だと思うが、仕事現場なので海の仕事中に落ちる事はある種の事故ではないか。それを笑いネタにするのは違和感を覚えた。
- 漁師が置かれている状況やなり手不足の背景、ウニ養殖の課題などがもう少し掘り下げられていれば、単なるタレントの体験ものにならずに済んだのではないだろうか。
- 必ずしも、テレビ番組がリアルタイムで視聴されるものでない今日、本番組も「深夜番組」として位置づけるのではなく、インターネット配信を活用する新しいコンテンツに位置づけるべきなのではないか。
- この番組は1回だけの放送では無いと思うので次回は「50点」ではなく「100」点を頂けるようなおたすけができたらいいなと期待している。
※ 次回の審議会は、11月28日(木)開催予定。
第351回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年9月26日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
-
出席委員(5名)
古川有子副委員長、長内和彦委員、八木渉委員、YUKKY委員、高野真純委員
※議題番組に関するレポート提出:久保淳司委員、中田美知子委員、新沼彰人委員 - 会社側 桑田一郎代表取締役社長、石川郁専務取締役報道制作担当、名倉孝雄常務取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章編成局長兼放送審議室長、制作部・佐藤千晶(議題番組担当プロデューサー)
- 事務局 斉藤凌(放送審議室)
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出席委員(5名)
古川有子副委員長、長内和彦委員、八木渉委員、YUKKY委員、高野真純委員
- 議題
- 『300ヤード、その先へ~北海道学生ゴルフの挑戦~』
(2024年7月28日(土)11:30~12:00 放送) - 委員の意見の概要
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- 創部間もない大学ゴルフ部を通じて、道内ゴルフ界の課題や今の若者像を伝えようとした着眼点は評価したい。
- 身体の内部まで動作を解析する装置を導入してスポーツに力を入れているのは最高の武器だ。ゴルフだけでなく北海道のスポーツ選手のレベル向上にも一役買う装置なのではないか。
- ゴルフ人口の20%が70代であり高齢化が進んでいる事が紹介されているが、北海道の状況はどうなのか示して欲しかった。またプレーヤーだけでなく、ゴルフ業界で働く人たちの状況についても触れた方が良かった。
- 番組タイトルが「300ヤード」となっているが、この300ヤードはどこへいったのか。番組内容との乖離を感じた。
- 学生たちの主体的な思いや行動がもう少し紹介されていれば、「プロツアーで1勝する選手を北海道の大学ゴルフ部から出したい」という「学生ゴルフの熱い夢」というものに説得力が出たのではないか。
- 続編を制作するのであれば、ドキュメンタリーとして、指導者や学生の本音をもっと引き出して欲しい。
※ 次回の審議会は、10月24日(木)開催予定。
第350回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年7月25日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
- 出席委員(8名) 久保淳司委員長、古川有子副委員長、長内和彦委員、八木渉委員、中田美知子委員、YUKKY委員、高野真純委員、新沼彰人委員
- 会社側 石川郁専務取締役報道制作担当、名倉孝雄常務取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章編成局長兼放送審議室長、制作部・藤平征(議題番組担当プロデューサー)
- 事務局 斉藤凌(放送審議室)
- 議題
- 『TEAM NACS戸次重幸の究極!まるごと北海道Pizza』
(2024年7月13日(土) 16:00~17:15 放送) - 委員の意見の概要
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- 北海道グルメの番組で、「ピザ」の切り口は意外にない。道産食材、小麦の品質の高さを全国発信した、TVhならではの企画として評価する。
- 単に料理を紹介し、味わうグルメ番組とは一線を画した内容。地元しか知らない食材を全国に紹介することは、北海道観光の需要喚起につながる。
- ピザ職人のふたりには、職人としての視点で意見したり、ピザに手を加えてもらいたかった。
- シャコやウニ、山菜をピザの具にするのは斬新だが、“なぜ”それらの食材を選んだのか、の説明がない。また、ウニ漁の場面がないのも残念だ。
- イタリア人の方の日本語のナレーションは、功罪半ばしていた。聞きづらく、何を言っているかわからない場面もあったが、空気感は出ていた。
- 番組の最後に、出演者が出身大学の演劇研究会を訪ね、後輩にピザを振る舞ったシーンが唐突。この番組で“頑張った”人々で食べて喜びを分かちあう、で、良かったのではないか。
- TVhらしい切り口で、第2弾、第3弾の番組を期待する。
※ 次回の審議会は、9月26日(木)開催の予定です。
第349回 放送番組審議会 概要
- 日時
- 2024(令和6)年6月27日(木)15:30~
- 出席者の状況
(委員総数8名) -
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出席委員(7名)
久保淳司委員長、古川有子副委員長、小林剛史委員、長内和彦委員、八木渉委員、中田美知子委員、YUKKY委員
※議題番組に関するレポート提出:高野真純委員 - 会社側 桑田一郎代表取締役社長、石川郁専務取締役報道制作担当、名倉孝雄取締役編成担当・放送審議室担当、田中信章編成局長兼放送審議室長、制作部・棚原直也(議題番組担当ディレクター)
- 事務局 斉藤凌(放送審議室)
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出席委員(7名)
久保淳司委員長、古川有子副委員長、小林剛史委員、長内和彦委員、八木渉委員、中田美知子委員、YUKKY委員
- 議題
- 『LOVE WINE HOKKAIDO』(第1回)
(2024年5月21日(火) 25:00~25:30 放送) - 委員の意見の概要
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- よくあるグルメ番組と違って、落ち着いた構成や演出で、じっくり見ることができた。
- コメンテーターの説明は的確で、コンセプトに合っていたが、ワイン醸造家自身のコメントも、もっと聞きたかった。
- 総花的にならず、特定の地域、お店だけを紹介する手法は斬新。ワイン好きが、もっとワインを好きになる番組だ。
- 映像の季節感や、料理の撮影、地名読みのアクセント等に、改善の余地がある。
- 「食と観光」という、北海道の王道を押さえている点も評価する。次回作や、全国放送を期待したい。
※ 次回の審議会は、7月25日(木)開催の予定です。