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- 2019. 5. 8 放送
- 初当選の渕上さん 道議としての目標...
心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを公表し、先月の道議会議員選挙で初当選した渕上綾子さん。議員としての目標を聞きました。
札幌市東区から出馬した渕上さんは、31歳の時に性転換しました。前職はダンサーでした。
「ステージで踊って接客をする、いわゆるショーパブと呼ばれる業種です」(渕上さん)
同じ性的マイノリティの人たちの中には、社会での働きにくさを感じている人が多くいるといいます。「体を悪くして寝たきりになったりとか、生活保護を受給したりとかあるいはひきこもりとか、ひどい人は自殺をしてしまう」(渕上さん)
そんな状況を変えることが、道議選出馬の原動力です。「LGBTの人が活躍できるビジネスを立ち上げようと考えていたが、政治の世界からアプローチができたら 市民の皆さんが暮らしやすい社会をつくっていけるのではと思い今回、立候補した」(渕上さん)
道内には、性同一性障害を診断できる医療機関が不足しています。こうした問題を解決し、誰もが暮らしやすい社会にすることが政治活動の目標です。
「トランスジェンダーの人向けの外来がすごく混雑している。そこを何とか解決したい」(渕上さん)
女性として、子育ても経験したいと話す渕上さん。手腕に期待が掛かります。