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- 2019. 9. 2 放送
- 胆振東部地震の復旧状況を現地説明
去年9月の胆振東部地震で大きな被害が出たダムや農業用水路などの復旧工事現場をきょう、北海道開発局が報道陣に公開しました。
地震がなければ去年完成していたはずの農業用の厚幌導水路は...「直径2メートルある導水管ですが、地震の大きな揺れでも接続部分が外れにくくなっています」(阿部記者のリポート)
去年の地震で総延長の3分の1にあたる10キロほどで、管が外れるなどの被害が発生。今年の農業用水は川の水を利用するなどして対応しました。厚真ダムは地震後、土砂崩れの影響で貯めた水を放流できなくなりました。これまでに土砂や倒木を撤去し、大雨の際にも放水が可能な対策工事を行っています。
厚真町内で最も大規模な土砂崩れが発生した幌内川では、せき止められた水を逃がす水路と市街地への土石流を防ぐための砂防ダムが2か所設けられました。「これから恒久対策としての工事が本格化していく」(室蘭開建の山本清二次長)いずれの工事も2023年に終えるとしています。