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2013.2.13
会社魂のたましい⑪新聞協同運輸(鷹栖町)

 

“二刀流”。

北海道ではすでに

今年の流行語大賞に確定というほど

世にあふれている言葉だ。

「投手」と「野手」の両立は

かくも多くのプロ野球ファンの心を駆り立てる

大胆、かつ夢のある挑戦なのかと実感する。

ならば、この二刀流はどうか。

「運送業」と「ブランド豚」。

 

 

鷹栖町に本社を置く、新聞協同運輸。

文字通り、新聞を輸送する会社である。

広い道内を、厳しい気象条件に見舞われても、

正確に、各地の販売所まで新聞を送り届ける。

専門性と、心意気の高さが求められる仕事である。

 

その会社の社長・三輪一典さんが

情熱を傾けているもう一つの仕事の柱が

「ブランド豚」づくり。

 

そのプロジェクトに対する思い入れは

自身の経験に根ざしている。

社長に就任前、

東京でエンジニアをしていた三輪さん。

ある画期的な研究を任され、

寝食を忘れて取り組み、

実用化が目前となったところで

会社の経営判断で撤退。

学び、作り出すことに喜びと達成感を感じていた

技術者の胸に刻まれた蹉跌であった。

 

転じて会社経営に心血を注ぐ立場となり、

運送業を取り巻く環境の中で

新たな収益の柱の構築が不可欠という結論にたどり着く。

それも

「人のまねではなく、身の丈に合い、

しかも自分たちの強みを生かせる」

事業を作り上げることが必要であると考える。

 

小樽は銭函にある関連会社に三輪社長を訪ねる。

白衣姿のスタッフ。

書棚には生物、化学関連の専門書がずらり。

顕微鏡、フラスコ、ビーカー…

そこは完全に「研究所」である。

三輪社長やスタッフの方の

立て板に水の話を聞いていると、

運送会社の取材をしていることを完全に忘れてしまう。

 

ただし、目的はあくまで

「運送」という強みを生かすための「ブランド豚」づくり。

それぞれの柱が分離しているわけではない。

さしずめそれは

投手としての能力を生かしつつ、打力を生かすのか、

はたまたその逆か。

どちらにせよ、己の潜在能力を

掘り起こし、磨いていくことで

「二刀流」という個性を作り出していく作業と

評することができるができるかも知れない。

 

それにしても、なぜ「豚」なのか。

新聞協同運輸のその道のりと展望については

2月17日(日)の

「けいざいナビ北海道」で。