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2015.7.14
「海賊」で出逢った ありがたいお言葉

出逢った後に少し調べたのですが、
羅漢さん(仏教における聖者)の言葉として
語り継がれているものの一つで、
日めくりカレンダーなどで目にすることもあるそうです。
ですので、知っている人も
ひょっとしたら多いのかも知れません。
浅学を承知で、素直に、心に残った言葉を記します。

ことの起こりは、ある映画。
北海道出身の世界的バレエダンサー・
熊川哲也さんが芸術監督を務めるバレエ団、
「Kバレエカンパニー」の
15周年記念公演の模様が映画となり、
札幌の映画館で
先月27日から今月10日までの期間限定で上映されました。
演目はおなじみ「海賊」。
バレエ好きの妻と子どもは大層感動し、
私はパンフレットで鑑賞しました。
(早い話が、置いてけぼりでした)

海賊②.jpg

映画の感想は、
観ていないのでもちろん何とも言えないのですが、
パンフレットに載っていた
団員の方々へのアンケートの内容は
なかなか味わい深く読めました。
海賊①.jpg

バレエという一つの道を極めんとする方々の声には
参考になることがちりばめられています。
その中で、特に印象に残ったのが

「耕しもせず、蒔きもしないで
他人の収穫を羨むな」

この言葉を見つけたとき、
20数年前の自分の、未熟な姿が蘇りました。
年齢の近い他のアナウンサーが
いろいろな仕事をしているのを見ては
焦ったり、落ち込んだり、ひがんだり。
単純に、実力がないだけなのに、
そして、実力をつけるために
やるべきこともやっていないのに、
勝手に心を乱していた
苦い記憶です。
あのころに、この言葉に出逢っていれば、
もう少し地に足を着けて、毎日を送れたのに、と思いつつ、
この年になっても、決して落ち着いているとはいえないので、
まだまだこの言葉はきちんと胸に留めないといけないなと
自戒いたしました。

他人をうらやむ時間があるなら、
今の自分にできることを、精いっぱいやろう。
わかっちゃいるけど、なかなかできない。
毎日が、耕し、種を蒔く日ですね。

海賊③.jpg