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番組表番組表

まだ、しゃべるんですかぁ〜!?

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

大藤 晋司 アナウンサー

出身地
茨城県高萩市
入社
2003年4月

「会社魂」のたましい① 丸善納谷商店(函館市)

担当して2年半が経つ

「けいざいナビ北海道」内の「しりたい 会社魂」のコーナー。

現場で取材し、経営者と話をする中で

放送では紹介しきれなかったことや

個人的に深く印象に残っていることを

この秋から、書き連ねたいと思います。

日本人の食文化には欠かせないもの。

それでいて、産地である北海道では

「あるのが当たり前」と、あまりありがたがられないもの。

 

丸善納谷商店の納谷英雄社長は

穏やかに、しかし少し残念そうに

取り扱っている昆布についてそう語る。

 

1909年創業と、1世紀を超える歴史を持つ老舗。

その真髄は、職人の手による「おぼろ昆布づくり」に表れる。

中華包丁のような四角い刃物によって

昆布の表面をうすく、しかし広く削り取っていく作業。

職人の方々の手の平は、

刃物を固定させながら動かす、力強くかつ繊細な作業の連続で作られた

驚くほど大きく、そして固いタコがある。

日常の食生活にさりげなく存在する食材の影にある

気が遠くなる地道な作業の積み重ね。

身に染み入るような昆布の旨みは

こうした作業によって生み出されるのでは、とさえ思う。

 

昨今、昆布の水揚げは減少し、

安定した価格の昆布商品を提供するのに苦労しているという。

 

さらに、納谷社長が最も懸念するのは、

昆布漁師の高齢化と、後継者不足だという。

「採ってくれる人がいて初めて、我々は商売できるし

昆布は食卓に上がる。

昆布を採ることに価値を見いだせる環境、

産業として魅力のある昆布漁を育てないと、

日本の食文化が危機に瀕しますよ」

 

そのために、老舗の昆布加工卸会社として何をするべきか、

丸善納谷商店の会社魂は

10月7日放送の「けいざいナビ北海道」で。

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