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2019.03.23 放送
特 集日本の土産はISHIYAブランド 次の恋人は・・・?

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北海道土産の代表格「白い恋人」をつくる石屋製菓。最新の売上高は、184億円。過去最高だった2016年度を20億以上更新し、大幅に業績を伸ばした。
満を持して出店したのが、おととし4月に東京銀座の目抜き通りにできた商業施設、ギンザシックスの「イシヤギンザ」。
初めての道外店舗だ。




Still0321_00003.jpg石水創社長は「失敗したら撤退すればいいし、成功したら広げればいいしっていうシンプルな考え」と語る。丸2年を迎えるが、人気が続いている。店頭に並ぶお菓子はすべて北海道では買えない、銀座限定。「イシヤギンザ」オリジナルだ。






Still0321_00004.jpgメインのサクは1箱12枚入りのものでおよそ1300円。白い恋人より高級な価格設定だが、多くの人が複数、購入していく。
石水社長は「思った以上の手ごたえを感じている。見込みでは年間2億円くらいだったが、実際は開業初年度1店舗で年間4億5千万円の売り上げ。これ以上ないスタートを切れた。」と話す。





Still0321_00006.jpg道外への出店は、イシヤブランドの確立という狙いもある。道外の知名度アップや世界への発信の第一歩だ。
1996年からスポンサー契約を結ぶ北海道コンサドーレ札幌のユニフォームの胸のロゴ。今季は「白い恋人」ではなく「ISHIYA」。これもまたブランド確立への一手だ。





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商品力を支えているのは札幌の本社にある商品開発室。20人の社員が日夜、新商品を編み出す。白い恋人に似ている、ともいわれるサクも、実はいろいろな形を模索したうえの形。チョコレートの厚さや種類にもこだわり、幻の試作品も多数あったという。
取材日はパンケーキの試作中。これまで300回以上の試作をしてきたという。




Still0321_00009.jpg現在、石屋製菓の商品は土産菓子からデパ地下で販売する生洋菓子、カフェメニューなど全て合わせて約300種類。ここまで増えたのは、実はここ10年のこと。石屋製菓は2007年の賞味期限改ざん事件の後、安全対策に加えて「商品力の強化」へ注力。そこで生まれたのが、商品開発室だ。
店舗数も増やす予定。「年内だけで4店舗、催事を含めるともう少し多くなる。出店は関東関西両方」と石水社長。




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原料への投資も始めた。石屋製菓はおととし10月、農業生産法人アドワンファームと連携しバニラの試験栽培を始めた。カスタードクリームやチョコレートなどお菓子に欠かせないバニラだが、今のところすべて輸入品に頼っている。しかし、主な産地マダガスカルの天候不順や中国での需要が増えたことで、価格が高騰。1キロ当たりおよそ10万円で、「銀より高いバニラ」と言われるほど値上がりしている。栽培は順調で、担当者は「北海道ならではのバニラの味や風味が出るのでは」と語る。
【取材先】『』は商品名
石屋製菓、『白い恋人』、『サク』、アドワンファーム