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2019.04.13 放送
特 集民間資格「遺品整理士」とは

Still0410_00000.jpg今週のMCは杉村太蔵さん。
「けいざいナビ北海道」が「けいナビ」へとリニューアルして2回目の放送です。









Still0410_00001.jpg今週のテーマは「遺品整理士」。全国で高齢化が問題に。道内の65歳以上の人口は約161万7,000人で、道内全体の30.5%にあたり先んじて高齢化が進んでいる。
その数字と比例するかのように増えているのが「遺品整理士」という民間資格の仕事で、現在全国に3万人近くいるのだとか。





Still0410_00002.jpg札幌のライフケアコーポレーション。この日の依頼は札幌市内のアパートの一室。この部屋に住む一人暮らしの70代の男性が3か月ほど前に亡くなったという。
部屋は主を失ったとは思えぬほど生前の暮らしぶりが手つかずのまま。室内の家具のありとあらゆる箇所を開いては新品の手帳も雑誌の1ページの1ページに至るまですべて確認。年金手帳、通帳関係、証状、印鑑などの重要書類を探す。



Still0410_00003.jpgこうして朝8時から社員4人で作業すること6時間。一部探し出せなかったものもあったが、キャッシュカードや現金など10数点が見つかった。このケースでは値段のつけられる電化製品や骨董品などリサイクル品の買い取り分4万円分を差し引き、2LDKの部屋で料金は20万円~30万円。依頼者は仕事のため東京に戻ったが作業はこれで終わりではない。数日後、リサイクルできない家電や家具、衣類などを室内から運び出す。これらは家庭から出るごみとして一般廃物扱い。1立方メートルあたりで料金が決まる。


Still0410_00005.jpg総本山ともいえる遺品整理士の拠点は道内に。資格を認定するのは、千歳にある一般社団法人遺品整理士認定協会。今回の依頼をライフ社を紹介した組織でもある。8年前に立ち上げたこの協会。今では登録企業が全国8500社、会員数2万7.000人にのぼる。協会には電話やメールで毎日50件以上の依頼が寄せられる。
国民生活センターには遺品整理に関する苦情や相談が100件を超えている現実もあり、この協会は複数の会社を紹介するのを原則としている。



Still0410_00008.jpg札幌の遺品整理業「想いて」は遺品整理に関する電話対応を1人のスタッフに任せている。返答内容の確かさ、スピード、口調、全てに神経を使う。競争が厳しくなる中、営業方法は限られている。「複数社で見積もりになった場合、電話応対のパフォーマンスで決まる」と語る。
手元のパソコン画面には外まわりのスタッフ全員のスケジュールを常に表示。即座にスタッフを向かわせる体制をとっていた。




Still0410_00009.jpgこの会社が最も得意とするのはリサイクル品の売買。市内3箇所に倉庫を構え、売買を繰り返す。いかに短期間で品物を取引できるかがこのビジネスのカギで、6割ほどはインターネットでの出品になるという。6年前に立ち上げたこの会社はリサイクルと遺品整理業で年間の売上は約3億円。
「買い取りをやってできるだけお客さんの費用負担を下げようと取り組んでいる」とのこと。




Still0410_00011.jpg番組の最後は「太蔵の"薄口"コメント」。
コメントのノーカット版はYouTubeなどに公開。「けいナビ」で検索を。

【取材先】
ライフケアコーポレーション(札幌)、一般社団法人遺品整理士認定協会(千歳)、シンパシー(大阪)、想いて(札幌)