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2019.06.01 放送
特 集179プロジェクト ~留萌・増毛・小平~

Still0529_00000.jpg今週のMCは杉村太蔵さん。
コメンテーターは初登場、日本経済新聞社 札幌支社の市原朋大デスクです。








Still0529_00001.jpg今回はTVh30周年記念「179プロジェクト」の拡大版。179プロジェクトとは、各市町村で節目の「周年」を迎えた企業や団体を紹介する企画。紹介するのは留萌・増毛・小平の3市町。







Still0529_00002.jpg日本海に面した留萌エリアはかつてはニシン漁で栄えていた。しかし、昭和30年代頃には漁獲量がゼロに。
現在ではニシンが産卵のために沿岸に押し寄せる「群来(くき)」と呼ばれる現象も見られるようになったものの、かつての漁獲量には遠く及ばない。
それでも漁師は「ニシン」が揚がると活気が出ると話す。




Still0529_00004.jpgまずは小平町。道内で現存する番屋としては、最大級のニシン御殿『旧花田家番屋』。1971年に国の重要文化財に指定された。ニシン漁が最盛期だったころには、この番屋に漁師など200人以上が寝泊まりしていたと言われている。







Still0529_00009.jpg数の子の生産では全国区の知名度を誇る留萌。創業65周年の井原水産は年間600トンのカズノコを生産している。
5~6回にわたり塩水を入れ替え、血抜きの作業。それを熟練された職人の手作業で、大きさ・形・硬さなど7種類に分ける。製品となるまで1カ月かかるという。






Still0529_00021.jpg創業60年の田中青果。その名の通り果物も扱うが、自慢はニシン漬け。ニシン漁で潤っていた当時は各家庭で作られていた。作り方は当時のまま。手作りにこだわる。








Still0529_00011.jpg30周年を迎えた海のふるさと館は素晴らしい景色が見られるビュースポット。ここまできれいな夕陽が撮れるのは、年に数回なのだとか。








Still0529_00012.jpgスタジオでは杉村さんが数の子を試食。「正月以外も数の子を食べてほしい」と開発された「カズチー」(燻製した数の子とチーズを合わせた商品)には、味はもちろん、「年間を通じて売れる商品」というアイデアも絶賛した。






Still0529_00015.jpg続いて増毛町。基幹産業は漁業で、観光、果物の生産も盛ん。70周年を迎えた増毛漁協。1年を通してエビ、タコ、ホタテ、カレイなど多くの種類の魚が獲れるのが特徴。ニシンが獲れなくなり、1952年からエビ漁を始めた。ここ数年は30億円ほどの漁獲高があり漁は安定しているが、課題は人手不足。負担を減らすため沖合に行かずに済むウニやあわび、ナマコなどの養殖事業にも力を入れる。




Still0529_00020.jpg日本最北の酒蔵、国稀酒造。1882年に創業し、ニシン豊漁に沸く浜の漁師たちが買いやすい価格のお酒を醸造して評判を呼んだ。今は高級酒や若い女性を意識したお酒など幅広く手掛ける。








Still0529_00018.jpg「歴史や文化をブランドとして生かす」留萌・増毛・小平のマチ。

番組の最後は杉村太蔵さんの「薄口」コメント。コメントのフルバージョンはYouTubeなどのSNSで公開中。

【取材先】
「小平町」臼谷漁港、道の駅おびら鰊番屋(5周年)、旧花田家番屋
「留萌」井原水産(65周年)、田中青果(60周年)、海のふるさと館(30周年)
「増毛」増毛漁協(70周年)、国稀酒造